サムスンの子会社・セメスがディスプレイ事業売却へ

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サムスンの子会社・セメスがディスプレイ事業売却へ

サムスン電子子会社のセメス、ディスプレイ部門をウォニックIPSに売却

サムスン電子の子会社である、半導体・ディスプレイ製造設備メーカーのセメス(SEMES)が、ディスプレイ事業部門の売却準備を進めている。23日、韓国のファイナンシャルニュース紙は、セメスが同じく韓国企業であるウォニックIPS(WONIK IPS)との間でディスプレイ事業部門の売却交渉を進めていると報じた。
 
(参考記事:「[特集]サムスンとも深い関係、ウォニックIPS社とは?業界2位の半導体装置大手」)
(参考記事:「セメス社の売上急減、サムスンの投資減響く」)

翌日24日にはウォニックIPS側も、セメスの同事業買収を検討中であると公式に認めたが、具体的な内容については今後発表すると明らかにしている。

両社ともに、サムスン電子のメインパートナー企業であり、それぞれ業界トップクラスの規模を誇る。売却の規模や時期など、具体的な詳細は明らかになっていない。

同紙によると、セメスは、ディスプレイ事業を売却するため、非常に長い時間をかけて交渉相手を探していたが、企業規模が大きすぎるため、国内でパートナーを見つけるのは容易ではなかったとの業界情報を紹介し、同社が「選択と集中」を行っていると伝えた。

先月末、サムスン電子副会長のイ・ジェヨン氏が、セメスの工場を訪問し、「不確実性の終わりを予知することはできない。止まれば未来はない」と、経営革新を促す発言をしていた。

セメスの昨年の売上高は、1兆1339億ウォン(約1000億円=現在レート)であり、営業利益は312億ウォン(約27.5億円=現在レート)であった。サムスン電子の半導体とディスプレイ設備への投資が、2017年には41兆3000億ウォン(約3.6兆円=現在レート)に達したが、昨年は24兆8000億ウォン(約2.2兆円=現在レート)まで急減していた。

昨年の同社売上構成比率は、【半導体製造設備(6862億5100万ウォン(約600億円=現在レート)、61.00%)】と、【その他の部品販売(3472億2700万ウォン(約300億円=現在レート)、30.80%)】が、約91.8%と大半を占めており、かつて20%台の売上構成比率を誇った【ディスプレイ製造設備】は、現状わずか8.20%(922億5600万ウォン(約81.5億円=現在レート))水準まで縮小している。

同紙によると、セメス側は「現在交渉中の事案であり、決定事項ではない」と述べたという。
 
(画像:セメス社ウェブサイトキャプション)


 
 
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