韓国特許庁、半導体や自立走行車技術など5件を表彰

研究開発

韓国特許庁、半導体や自立走行車技術など5件を表彰

韓国特許庁は、優秀な発明に授与される「上半期特許技術賞」5件を発表した。

最高賞である世宗大王賞には、株式会社SOS LABのチャン・ジュンハンCTOなどが発明した「ライダー(LiDAR)」が選定された。

ライダーはレーザーを利用し、物体の距離及び形状を認識する装置であり、自律走行自動車の目(eye)の役割を果たす核心技術である。SOS LABは3D固定型ライダーを韓国で唯一、開発しているスタートアップ企業である。特許庁によると、同社は2018年度のシリコンバレー国際発明フェスティバル(SVIIF)で金賞を受賞するなど、韓国のライダー開発企業の中では最高の技術力を保有するという。

今回選定されたライダーの特許は、小型化、軽量化が可能であり、長距離、高解像度測定に有利な構造であるため、自律走行自動車に適合するライダーとして高い評価を受けた。また、ロボット、ドローンなどに適用されるライダーに対する需要が増加するに伴い、今後の関連産業の成長に大きく寄与すると期待された。

忠武公賞には、SKハイニクス株式会社のキム・ヒョンハン副社長などが発明した「素子分離膜を具備した半導体装置、これを具備した電子装置及び製造方法」が選定された。半導体生産工程は高難度の技術と多くの費用が必要とされるが、同特許技術により5つの工程を減らすことができるという。これにより、半導体産業の競争力の核心要素である原価低減と製造時間短縮効果が得られる。特許庁によると、この特許は競争会社より2世代リードした技術であり、20nm級DRAM生産に初めて適用され、10nm級4世代製品などの生産に使用されているという。

池錫永賞には、韓国標準科学研究院のキム・ヨンシク責任研究員などが発明した「複合パターンを利用した超高速偏向測定法を利用した自由曲面の3次元形状測定システム」と、株式会社MEK-ICSのキム・ジョンチョル代表取締役が発明した「人工呼吸器自動制御方法」が選定された。

韓国標準科学研究院の特許は、フレキシブルディスプレイ、次世代2次電池、超精密光学部品など、複雑な曲面の部品の欠陥検査がイメージ1枚で行える測定技術である。3次元形状に対する測定需要の急増により、今後の特許の活用価値は高いと予想される。

株式会社MEK-ICSの特許は、患者の心拍数、脈拍数などの生体信号を利用し、人工呼吸器を自動で制御する技術で、非対面医療支援が可能であるため、ポストコロナ時代に有用な発明と評価された。

ホンデヨン賞には、株式会社Lunitのチャン・ミンジェ研究員が発明した「イメージ分析方法及びシステム」が選定された。この特許は人工知能技術のひとつであるグラフニューラルネットワーク(GNN)を利用し、がん患者の組織スライドイメージから抗がん剤反応予測など、医学的予測結果を提供する。

特許庁のパク・チョンジュ特許審査企画局長は「ポストコロナ時代での我々の未来競争力は革新的な発明から生み出される」と言い、「特許技術賞が発明の主人公である発明者の士気を高揚させ、発明文化の拡散に寄与できることを望む」と述べた。

特許技術賞の受賞者には賞金及びトロフィーが与えられ、発明奨励事業の選定に優待され、マーケティング支援のために、特許技術賞受賞マークも付与される。上半期の授賞式は新型コロナウイルスの影響で見直しとなり、12月の下半期授賞式で受賞が行われる予定だ。


 
 
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