サムスン、現代自動車、SK、LG、ハンファなど大企業が最近、新型コロナウイルスの再流行に伴う韓国首都圏地域の病床不足問題を解消すべく、社内研修院を生活治療センターへ相次いで提供している。
SKグループは28日、首都圏に位置する研修センター4か所を治療センターに提供することにしたと発表した。SKはコロナ感染者が急増した昨年3月にも、SKテレコムの人材開発院とSK武義院内の全174室を海外入国者のための一時的な生活施設として提供した。
ハンファグループのハンファ生命もこの日、ライフパーク研修院をコロナ軽症患者のための生活治療センターに再度提供することにした。ライフパーク研修院は200室の客室を保有している。
サムスン電子は去る26日、京畿道高陽市にあるサムスン火災グローバルキャンパスと竜仁市にあるサムスン物産国際経営研究所などの社内研修二つを生活治療センターに提供した。
LGグループも、京畿道利川市素材グループ研修院であるLG人和院を無症候性の患者のための生活治療センターに提供した。ここでは、バスルームを備えたワンルームタイプの部屋が用意されており、300室規模となっている。
現代自動車グループは、4月から京畿道坡州の再開発センターを海外入国者対象の一時生活施設用途として提供している。ここの規模は合計60室、現代車従業員の職務と語学教育を中心に運営された場所である。
韓国メディア・グリーン経済は、「大企業が首都圏に位置する主要な研修院を生活治療センターで提供するのは、最近コロナ感染者がソウル、京畿道など首都圏を中心に急増した事によるものであるが、被害を最小限に抑えるための措置である」と伝えている。