LG化学の電池事業部門の分社化案が再び浮上しているようだ。
4日、韓国メディア・エネルギー新聞は、「LG化学が未来戦略に対する具体的な議論を最高経営陣クラスでまとめ、その結果、電池事業部本社を分社する方向に決めたという話が出ている」との業界筋情報を報じた。
同紙によると、「業界ではLG化学が遅くとも2021年4月、早ければ今年中に電池事業本部の物的分割が推進されると予測した」と伝えている。
LG化学については、以前にも、電池事業本部の分社化の話が報じられていたが、LG化学側は「電池事業本部の分社や企業公開の計画はない」と一蹴していた。
同紙によると、「投資業界では石油化学と2次電池事業の分離が投資金確保に肯定的だと口をそろえている」とされ、「2次電池に対する力量が認められるためには、LG化学から分社する方が有利だという分析」であるとの見方が出ている。
エネルギー新聞によると、LG化学の関係者は「電池事業本部分社の話が外部から出ていることは事実だが、直接的に分社の話を言及したことはない」とし「電池事業本部の分社と関連しては確定した内容は全くない」と述べたとのこと。
(参考記事:「LG化学、EV電池部門の分社化を白紙化か?」)
(参考記事:「今年1~7月の世界EV電池シェア、LG化学がシェア25%を占め1位を維持」)