「サムスンの7~9月営業利益は予想以上になる」韓国証券社

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「サムスンの7~9月営業利益は予想以上になる」韓国証券社

ユアンタ証券は13日、サムスン電子に関する分析レポートを発表。同社の目標株価を8万ウォン(約7100円)から8万6千ウォン(約7700円)に上方修正した。

同証券のキム・ギョンミン首席研究員は、「サムスン電子は現在株価と目標株価の差が大きいが、目標株価を8万6千ウォンに上方修正する」とし、その根拠として(1)3Q20営業利益が従来の予想10.1兆ウォン(約9025億円)を上回り11.1兆ウォン(約9918億円)となる見通しであること。(2)IM(IT Mobile Communications)部門でミドルレンジモデルの利益改善が可視的であること。(3)中国1位Foundry企業SMICに対する制裁の可能性が台頭し、サムスン電子Foundry事業の存在感がさらに高まったためであると述べた。

また、事業別Target PERについて、メモリー半導体10倍、非メモリー半導体(ファウンドリー含む)20倍、ディスプレイ20倍、CE(家電など)12倍、IM(携帯電話など)17倍を適用した。

第三四半期(7~9月)の営業利益については、IM4.2兆ウォン(約3753億円)、半導体5.3兆(約4736億円)、ディスプレイ0.5兆(約447億円)、CE1.1兆(約983億円)とし、IM部門の営業利益を最も大きく上方修正した。また、IM部門のコア指標に当たる、スマートフォン出荷量を7千4百万台から8千万台に上方修正した。年間スマートフォン出荷量は、2020年2.7億台、2021年3.0億台と推定した。

キム研究員は、半導体事業についても「前の四半期に比べ悪くなく、肯定的」と評価し、「中国の顧客社の緊急注文」の存在を指摘。「DRAM 1Ynm及びNAND Flash 128層の収率改善、西安の生産ライン増設によるウエハーインプット増加のためだ」と説明し、「よって、3Q半導体の営業利益の推定値は、5.3兆ウォン(約4736億円)で、第二四半期5.4兆ウォン(約4828億円)に比べ悪くない数字だ」と評価した。

キム研究員はまた、「中国企業SMICに対するアメリカ側の制裁措置の可能性が台頭してから、半導体は、第2次世界大戦当時に戦略物資とされていたタングステンやモリブデン並みに重要になった」と指摘。「特に非メモリーファウンドリー生産ラインは、タングステンやモリブデン鉱山のように重要になった。サムスン電子の株価が、このような存在感の変化を反映すると思われる」と述べた。
 
(参考記事:「[特集]米国による中国SMICへの制裁検討…各国半導体装置企業への影響は?」)
(参考記事:「サムスン来年スマホ3億台超、HUAWEIと激戦か」)
(参考記事:「[特集]サムスン電子の今後の見通しを読む(カンファレンスコールから)」)
 


 
 
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