LGが素材開発にAI活用…トタルやトロント大と共同研究発表

研究開発

LGが素材開発にAI活用…トタルやトロント大と共同研究発表

LGグループは14日、「次世代素材などの開発分野でAIとロボット技術を活用する」とし、世界的な協力体制を組んだことを明らかにした。

LGサイエンスパークは11日、カナダのトロント大学とマックマスター大学、フランスのエネルギー会社トタル(Total)と共に、「AIベース素材開発コンソーシアム(A3MD、The Alliance for AI-Accelerated Materials Discovery)」を結成し、共同研究を推進すると発表した。

LGによると、A3MDはAIを活用した素材の開発分野でのグローバルトップレベルの学界と産業界のパートナーが共に参加する世界初のAI連合である。

LGは創立メンバーとして参加し、新素材開発のためのAI先行技術を確保すると同時に、素材分野AI専門家などの共同研究開発ネットワークの基盤を構築するようになった。

今回のコンソーシアムは、「環境にやさしい触媒」と「次世代光素材」の開発を目指して、さまざまなAIモデリングと自動化実験プラットフォームの構築などを進めている。

たとえば、通常の石油化学工程で抽出するエチレンのような化合物は、空気中の二酸化炭素からも生産することがあるが、この時に化学反応を誘導する触媒をマシンラーニングと自動化ロボットシステムを利用して設計することができるようになる。また、電気を光に変換するペロブスカイト(Perovskite)などの次世代材料もスーパーコンピュータシミュレーションとAIモデリングなどを通じて開発期間を短縮し、発光材料などに利用率を広げることができる。

既存の素材の研究は、まず新規素材を発掘した後、これを合成して物性を検証するプロセスを繰り返す必要があるため、新素材の開発に数年あるいは十数年の時間が必要だった。

一方、AI技術を素材開発に適用すると、素材の物性のデータをより正確に把握することができ、繰り返し実験を経なければなら既存の研究の方法よりも開発コストや期間を大幅に削減、顧客別カスタム素材をより迅速に提供することができる。

今回のコンソーシアムには、素材情報学、計算化学およびロボットを利用した大規模実験の自動化分野におけるAIの権威であるトロント大学のテッド・サージェント氏(Ted Sargent)とアラン・アスプルグジク氏(Alan-Aspuru-guzik)などが参加する。エネルギーデータ分析のためのAIソリューションの開発に積極的なトタルも、産業界のパートナーとして参加する。

A3MDは非対面オンラインビデオ会議などを通じて、共同プロジェクトを進行しながら生成されたデータとアルゴリズムのような成果を共有し、AI教育プログラムは、専門家フォーラム、企業インターンシップなどを通じて交流を増やしていく計画である。

一方、LGサイエンスパークは、人工知能の分野のリーダーであるトロント大学をはじめとするグローバル大手機関とのコラボレーションを通じてディープラーニング、マシンランニングなど、様々な研究を進めている。昨年7月にはトロント大学と産業と物流、製造現場に適用されるAI技術の開発のために「トロント企業人工知能研究所」を新設した。

ベ・ギョンフンLGサイエンスパークAI推進団長は「LG化学素材分野だけでなく、多岐に渡ってグローバルAIのリーダーたちとのオープンパートナーシップを通じて内外AI能力を確保して、私たちの周りの難題を解決することにより、お客様の生活を変えることができる意味のある研究を続けていく」と述べた。


 
 
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