半導体フッ酸製造設備の内製化に乗り出す韓国ENF社、証券社は高評価

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半導体フッ酸製造設備の内製化に乗り出す韓国ENF社、証券社は高評価

ハナ金融投資は27日、韓国の電子材料・精密化学企業であるENF社に関する分析レポートを公開し、同社による半導体酸化膜用エッチング液の国産化の動きに注目した。

ENFは今月25日に半導体用フッ酸製造設備の新規投資を公示した。建設地は忠清南道の天安(チョナン)にある第3工場であり、投資額は348億ウォン(約31億円)だ。

ハナ金融投資のキム・ギョンミン首席研究員は、「ENFは、半導体酸化膜用エッチング液に使用されるBuffered Oxide Etcher分野で高いシェアを記録しているが、今回発表された新規投資は酸化膜用エッチング液のフッ酸系原材料を国産化するものである」とし、「上流サプライチェーンが統合された投資であるため、クォーツで作られた部品を供給しているウォニックQNC社が米モメンティブ社のクォーツ素材事業を買収したのと同様、原材料内在化である」と分析した。

キム首席研究員は、同社による「2020年の設備投資はかなり過激な速度で展開されている」とし、「今回発表された348億ウォンのフッ酸製造設備の新規投資に加え、米国法人であるENF USA Holdingsおよび、その子会社ENF(Kyle)Technologyにも資金執行が展開されている。このような施設投資は、2年の間続くと判断される」と述べた。

続けて、「米国法人増設や韓国での原材料内在化は、(1)半導体の顧客社との関係強化、(2)メモリ半導体中心の製品ポートフォリオ脱皮、(3)フッ化水素サプライチェーンの強化を促進する」と分析した。

キム首席研究員は一方で、「ENFは、プロセス材料の国産化が問題化された2019年7月以前から「至難」の国産化の道を歩いてきた」と言及。ENFは「ArFフォトレジスト用モノマーは、20年前の2000年5月に開発した」とし、「2019年7月に問題となった日本による工程素材の輸出規制は、関心を持たれなかったENFに脚光を照らすイベントとなった」と述べた。続けて、「ENFは精製技術、添加物技術、フォーミュレーション技術、再生技術を磨きに磨いた」とし、「半導体プロセス材料部門での成果に注目したい」と述べた。
 
(参考記事:「韓国ラムテク社が高純度エッチング液の工場建設」)
 
(画像:ENF社のウェブサイト)


 
 
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