中国の先月(8月)バッテリー使用量が急増…2ヶ月連続増に

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中国の先月(8月)バッテリー使用量が急増…2ヶ月連続増に

2020年8月に販売された中国の電気自動車(EV、PHEV、HEV)搭載バッテリーの使用量が、前年同月比で二桁の幅で急増したことが分かった。 2019年8月から今年6月まで11ヵ月間で減少していたが、ここ2カ月は連続で増加している。

SNEリサーチの調べによると、2020年8月に中国で車両登録された電気自動車バッテリーのエネルギー総量は5.1GWhとなり、前年同月比で37.4%増加したことが分かった。増加幅は7月(3.0%)に比べても大きかった。中国の電気自動車バッテリー使用量は、2019年8月から減少傾向が始まり、今年2月の前年同月比78.4%減少をピークに、6月まで減少基調が続き、7月に小幅増加に転じたばかりだ。

中国で新型コロナウイルスの流行が本格化するなかで、萎縮していた市場の需要が回復したとみられる。

電気自動車類型別では、BEV・PHEV・HEVすべてのバッテリー使用量が二桁レベルで急増している。

8月の中国の電気自動車の販売台数は、前年同月比37.5%増の13.3万台、昨年7月から今年6月までの12ヶ月間連続減少の後、2カ月連続で30%台の成長をみせた。

やはりBEV・PHEV・HEVのすべてで販売台数が二桁レベルで急増した。特に、BEVとPHEVの販売増加分が、全体のバッテリー使用量の増加幅を拡大させた。

メーカー別の8月の販売台数は、1〜3位を占めた上海GMウーリン(上汽通用五菱汽車上海)とBYD、テスラを筆頭に多数の企業が市場の成長を導いた。

上海GMウーリンは、「Hongguang MINI EV」の販売急増に支えられ1位を維持した。 BYDは「QinEV」、「Han EV」、「Tang PHEV」などの販売好調で2位の座を回復した。テスラは「Model 3」の販売量が5倍以上に急増した。

1〜8月の累積値では、テスラが1位を維持し、GAC TrumchiとWeilaiも堅調な成長を示し、FAW-フォルクスワーゲンも勢いをみせた。しかし、BYDと北京自動車など既存のプレイヤーの減少が響き、全体のBEV + PHEV市場をマイナスに引き下げた。ただし、全体の累積減少幅は1〜7月の(-37.6%)に比べ、やや減少した。

一方、2020年1〜8月の累積使用量は27.9GWhとなり、前年同期比31.2%減少した。今年6月まで毎月の電気自動車の販売台数が二桁に減少してきたことが少なからず作用した。ただし、8月に30%台の増加幅を記録したことで、累積減少幅は1〜7月の(38.8%)に比べてやや縮小した。

8月から現地市場の需要回復が本格化されている中で、2019年8月から販売減少に入ったことによる反動まで加わり、今後しばらく、毎月増加傾向が続くと推測される。
 
(参考記事:「中国のEV電池使用量、12カ月ぶり増加に転じる」)
(参考記事:「EV電池「10年後は中国企業が1位」予想 「現時点で中大型は日韓先行」見方も」)
 


 
 
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