韓国テレチップス社、サムスンの8ナノ工程で自動車用半導体量産へ…韓国政府も支援

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韓国テレチップス社、サムスンの8ナノ工程で自動車用半導体量産へ…韓国政府も支援

韓国政府がサムスン電子、SKハイニクスなどと共に2029年までに1兆ウォン(約899億円)を投じて「次世代知能型半導体技術開発事業」を推進している。そのようななか、韓国のファブレス半導体メーカーであるテレチップス社が、サムスン電子の8ナノファウンドリ(半導体受託生産)プロセスを活用し、次世代システム半導体を生産する。

27日、韓国メディアなどによると、韓国のファブレス半導体メーカーであるテレチップス社が、サムスン電子の8ナノメートル(㎚・10億分の1メートル)ファウンドリプロセスを活用し、次世代自動車のインフォテイメントAPであるDolphin5チップセットを生産すると発表した。Dolphin5チップセットは、テレチップスの主力自動車用半導体製品で、Dolphin3チップセットの次世代バージョンだ。2021年もしくは2022年末に発売し、2023年の量産を目指している。
サムスン電子は、韓国内のファブレス企業(半導体設計企業)にEUV(極紫外線)基盤の超微細プロセスを提供し、次世代先端製品の開発を支援することで、韓国内のシステム半導体産業の競争力確保においても立場を広げている。特に未来の重要分野として挙げられる車両用半導体でもファウンドリ技術力を広げ、協力強化を図るものとみられる。

テレチップスは今年、韓国政府推進の「半導体主要企業-機関間の連帯と協力了解覚書(MOU)」の参加企業に入り、今後サムスン電子との協力関係を広げていくものと見られる。

韓国政府は現在1.6%にとどまるファブレス市場を2030年までに10%に拡大し、現在16%であるファウンドリ市場シェアを35%まで拡大することを目指している。10年間で1兆ウォンの予算を投じ、次世代知能型半導体のグローバルリーダーとしての礎石を固める計画だ。この中でファウンドリは、主にサムスン電子にかかっている。

(画像:英国の半導体企業との提携を知らせるテレチップ社のインフォデザイン画像=テレチップス提供9
 
(参考記事:「韓国政府設立の「システム半導体設計支援センター」…年中無休・無償で設計支援」)
(参考記事:「サムスンと中小ファブレスがIP共同開発へ」)
(参考記事:「韓コアシア社、英アームの公式デザインバートナーに選出」)


 
 
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