4日未明、現代自動車の電気自動車(EV)である「コナ・エレクトリック」(KONA Electric)が炎上した。2018年4月に発売されて以来、12回目の火災事故となった。中央日報は5日、国立科学捜査研究院が「コナ」の火災事件の原因が、バッテリーパックの欠陥のためである可能性が高いという見方を示したと報じた。
同紙によると、国立科学捜査研究院は鑑識報告書において、昨年発生した同じ車種2件の火災について国家科学捜査研究院は「車両下部に設置されたバッテリーパックのアセンブリ(結合品)内部から電気的な原因で発火したと推定される」と結論付けたという。被害の程度を「バッテリーパックアセンブリから発火した後、部品(サービスプラグ)などを通じて後輪とトランクがひどく燃えて損傷した」と説明した後に下した結論だったとのこと。「車両の他の部分から発火と関連付けられるような特異点は見つからなかった」という。
現代自動車の関係者は「車両火災が発生する理由は多様なため、関係当局と協議して迅速に対処するように努力する」と明らかにしたという。
小型SUVの「コナ」は2018年4月に韓国で発売され、韓国で最も多く売れた電気自動車だ。昨年だけで1万3587台が販売された。現代自動車は今年1~7月の電気自動車販売台数で世界4位に浮上しており、同社は自律自動車を含む次世代車に多くのリソースを投入している。
ただ、昨年7月にはオーストラリアでは火災事故が発生しており、同様の事故が続けば次世代車の戦略にも影響するだろう。
(参考記事:「1~7月の世界のEV車市場シェア、現代自動車が4位に」)
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