EV電池シェア、1~8月もLG化学が世界1位に…単月では中国CATLが1位

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EV電池シェア、1~8月もLG化学が世界1位に…単月では中国CATLが1位

LG化学が2020年1〜8月の販売された電気自動車(EV、PHEV、HEV)搭載バッテリーの使用量ランキングで1位を維持した。韓国勢ではサムスンSDIとSKイノベーションもそれぞれ4位と6位を維持し、3社すべてがTOP 10内に入った。一方、8月単月では中国CATLがLG化学を上回り1位となっている。

SNEリサーチ(5日)によると、2020年1〜8月の世界各国に車両登録された電気自動車バッテリーのエネルギー総量は64.7GWhとなり、前年同期(71.8GWh)比9.9%減少した。新型コロナウイルスの影響により、上半期に主要市場である中国と米国市場を中心に、電気自動車の需要が減少したことが作用した。ただし、減少幅は第3四半期に入って徐々に縮小している。

2位には中国のCATL、3位には日本のパナソニックが入り、その他にも日中の企業がトップテンに入ったが、ほとんどが前年比で使用量が減少した。CALBは中国系では唯一2倍近い急成長を見せた。

これに比べ、韓国系3社すべて同二桁以上の急増を記録した。LG化学は、二倍以上となる15.9GWhを記録し、前年同期の4位から1位となっている。サムスンSDIは57.5%増となる4.1GWhで順位が前年同期より一階段上昇した。SKイノベーションも2.7GWhで二倍以上増え、順位が三階段上昇した。

韓国3社の成長は、各社のバッテリーを搭載するモデルの販売増加に伴うものである。 LG化学は、主にテスラのMODEL 3(中国産)、ルノーのZOE、ポルシェのタイカンEVなどの販売好調が成長を導いた。サムスンSDIは、アウディE-トロンEV(71kWh)、フォードのクーガPHEV、BMW 330eなどの販売増加に支えられ、安定した成長を得た。 SKイノベーションは現代のポーター2と起亜のニーロ、ソウルブースターなどの販売好調が好調を導いた。

バッテリーメーカーの市場シェアでは、韓国系3社すべてのシェアが急騰し、これらのシェアの合計が前年同期16.2%から35.1%へと倍以上の成長をみせた。

一方、日系はパナソニックとPEVEのシェアがすべて下落し、全体のシェアが落ちた。

中国系はCALBシェアが増えたが、他のメーカーのシェアがすべてダウンし、全体のシェアの低下を免れなかった。

業界全体で見ると、韓国系3社を含むTOP 6メーカーのシェア合計が84.1%に達した。これは2019年1〜8月の(80.0%:CATL、パナソニック、BYD、LG化学、サムスンSDI、AESC)に比べて4.1%p上昇したことで、最上位の企業とそれ以下の企業間の格差がさらに拡大していることが分かった。

SNEリサーチは、グローバル電気自動車バッテリー市場では、特定のトップメーカーの市場支配力がますます大きくなり、業界全体に二極化現象が徐々に深刻化していると分析した。また、今後のサブカルチャーメーカーや新興企業が新たに市場でのプレゼンスを構築していくことがより困難になるだろうと付け加えた。

一方、2020年8月単月のグローバル電気自動車のバッテリーの使用量は、10.8GWhとなり、前年同期(7.7GWh)比41.3%急増している。7月に続いて2ヶ月連続で二桁の反発を示した。地域別に中国と米国、欧州市場の両方二桁以上増加した。
 
(参考記事:「1~7月の世界のEV車市場シェア、現代自動車が4位に」)
(参考記事:「EV電池「10年後は中国企業が1位」予想 「現時点で中大型は日韓先行」見方も」)
(参考記事:「[特集]テスラが提示したLG化学への圧力カード…テスラの電池内在をめぐる両社の関係」)
 


 
 
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