韓国から中国へのフォトレジスト輸出が増加…背景にサムスン肝入りの工場か

半導体

韓国から中国へのフォトレジスト輸出が増加…背景にサムスン肝入りの工場か

韓国から中国へのフォトレジストの輸出が増えている。

韓国関税庁によると、今年1月から8月まで、中国に輸出された韓国産フォトレジストの輸出額は合計4938万ドル(約52億円)となり、前年同期(3303万ドル)より49%増加した。
 
(参考記事:「サムスン電子「高感度フォトレジスト開発で技術優位を確保」言及」)
 
フォトレジスト(PR)は、半導体の露光工程で必要とする液体である。昨年7月に日本政府がEUV用フォトレジストなど3品目について、韓国向けの輸出を規制(管理強化)したことで、日本でも韓国でも一般にもその名が知られるようになった品目だ。

韓国の電子新聞(etnews)は、中国へのフォトレジスト輸出が大きく増えた理由について、「サムスン電子の西安工場の稼動と関連が深いとみられる」と分析した。サムスン電子は今年、中国西安で第二工場の稼動を本格的に開始し、NAND型フラッシュの生産を増やしている。サムスンは、中国で新型コロナウイルスが収束していなかった4月に西安工場への技術者派遣を模索したり、グループ総裁であるイ・ジェヨン副会長が(西安のある)陝西省書記と会談したりするなど、大きなリソースと関心を注いでいる。

新型コロナウイルスで「非対面需要」が盛り上がった結果、データセンターなどで用いる高付加価値NAND型フラッシュの需要が増えたことが、フォトレジストの輸出増にもつながった可能性がある。

一方、韓国産業省(産業通商資源部)によると、先月(9月)の韓国の半導体輸出額は95億ドルで、前年同期比11.8%増加している。今年に入って初めて90億ドルを超え、7月、8月に続いて3カ月連続で増加を続けた。

 
(参考記事:「東京応化工業がEUVフォトレジストを韓国で生産…韓国国営ニュース報じる」)
(参考記事:「サムスンが西安に技術者を派遣へ。NAND工場量産のため」)
(参考記事:「サムスンが中国西安の半導体工場に追加投資、V NAND型増産へ」)
 


 
 
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