サムスン電子がスマートフォン用イメージセンサー市場で世界1位のソニーを猛追している。
韓国のチョソンビズ紙は12日、市場調査会社ストラテジー・アナリティクス(SA)の情報を基に、「今年上半期の世界スマートフォン用イメージセンサー市場で、ソニーは44%のシェアで1位(売上基準)を守った」としつつ、「サムスン電子は32%となりシェアでソニーに次いで2位を占めた」と報じた。シェア差が急速に縮まっている。
(画像:サムスン電子の0.7マイクロメートルのピクセルを活用したモバイルイメージセンサー/サムスン電子提供)
昨年上半期時には1位ソニーのシェアが50.1%、2位サムスンが29%と、21%ポイントの差があったが、今年上半期にはその差が10%ポイント近く減少したことになる。
サムスンと同じく韓国勢であるSKハイニクスについては、まだSA集計には含まれず、公式シェアが把握されていなかったが、市場では、「ダークホース」になると見られているようだ。
チョソンビズ紙は、「サムスン電子の躍進には、中国のスマートフォン会社を攻略したことが影響したとみられる」とし、「シャオミ、オポティキ、リアルミなど、中国のスマートフォン会社にイメージセンサーを供給し、市場内の地位を強化している」と分析した。
(参考記事:「サムスン、イメージセンサー特許侵害で米ITCに提訴される」)
(参考記事:「サムスン、新たなモバイルイメージセンサー4種を発表…業界最小0.7μmピクセル活用」)
(参考記事:「シャオミが150MPスマホを今年末発売か。サムスンのイメージセンサー」)