インテル事業買収のSKハイニクス、証券社は目標株価を下方修正

半導体

インテル事業買収のSKハイニクス、証券社は目標株価を下方修正

韓国のユアンタ証券は21日、インテルのNAND事業を買収したSKハイニクスに関する分析レポートを公表した。
 
(参考記事:「[特集]SKハイニクスがSSDで世界1位、NANDで世界2位に…インテル事業買収で」)
 
ユアンタ証券のイ・ジェウン研究員は、同買収について、「インテルの中国NAND Fabの規模は85Kレベルで新規投資だと約9兆ウォン(約1000億円)が必要となる」とし、インテルが2016年下半期からNAND投資を開始し、過去3年間の減価償却費を考慮すると、「約6兆ウォン〜7兆ウォン(約6~7千億円=Fab only)が合理的な価格と判断する」と分析した。つまり、「今回のM&A契約に含まれているSSD事業価値(関連IPおよび開発スタッフ)が3〜4兆ウォン(約3~4千億円)に策定されたものと推定される」と述べた。前日、SKハイニクスはインテルのNAND事業を90億ドル(10兆3千億ウォン/約9500億円)で買収すると発表している。

イ研究員は、「買収代金が10兆(ウォン)に達するという点について議論の余地はある」とし、「インテルのSSD事業まで買収することになりSKハイニクスのアキレス腱である企業向けSSD(eSSD)のシェアが一気に2位に浮上するが、利益創出の面では不確実性がある」と評価した。

イ研究員は「インテルのグローバルeSSD市場シェアは21.5%に達し、世界第2位の地位を維持している一方、NSG事業部の営業利益率は、2018年BEP、2019年-27%、2020年上半期+ 9%水準である」と付け加えた。

イ研究員は続けて、「SKハイニクスのDRAM投資余力の縮小が予想されるという点は肯定的に評価されること」とし、「SKハイニクスは2019年〜2020年DRAM投資を大幅に縮小させ、2021年にはCapex増加が必要とされる時点である」と述べた。「しかし、今回のM&Aが決定され、DRAMの新規Capex執行余力が減少し、DRAMの業況は、肯定的な効果が予想される」との見方を示した。

イ研究員は、「今回のM&Aが短期的に株価の調整の口実として作用しうる」とし、「調整時に買いの機会として活用しなければならない」としつつ、SKハイニクス(000660)の目標株価は従来の14万ウォン(Target PBR 1.9X)から11.3万円(Target PBR 1.5X)に下方修正した。
 
(参考記事:「韓国SKハイニクスが米インテルのメモリ事業買収を発表…9530億円」)
(参考記事:「SKハイニクスとマイクロソフトが大型契約か…クラウドサーバー用半導体供給で」)
(参考記事:「SKハイニクスとマイクロソフトが大型契約か…クラウドサーバー用半導体供給で」)


 
 
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