有機EL量産も本格化・LGディスプレイがついに黒字転換…7~9月決算発表

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有機EL量産も本格化・LGディスプレイがついに黒字転換…7~9月決算発表

LGディスプレイ(代表取締役社長ジョン・ホヨン/ www.lgdisplay.com)が、2020年第3四半期(7~9月)の決算を発表した。それによると、売上高は6兆7,376億ウォン(約6200億円)、営業利益は1,644億ウォン(約152億円)であり、7四半期ぶりに黒字転換したことが分かった。
 
(参考記事:「韓国LGDが米ディスニーと有機ELで提携…映像編集などで協力」)
 
同社によると、売上高は、新型コロナウイルスの影響による在宅勤務やオンライン授業の定着により、IT製品群の出荷が拡大。また、TVの販売好調と広州OLED新工場の本格量産などに支えられ、前四半期比で27%上昇したという。

第3四半期の純利益は111億ウォン、EBITDAは1兆2,884億ウォン(EBITDA利益率19%)だった。

事業部門別に見ると、IT部門の出荷拡大が続き、Mobile用POLEDの生産も拡大した。

TV部門では、広州OLED新工場の本格量産と大型LCDの需給好転によって赤字幅が大きく縮小した。

各部門別の売上高の割合は、第2四半期(4~6月)に続いてITパネルが43%で最も高く、TVの割合は前期比5%増となる28%、Mobileおよびその他の売上高の割合は4%増となる29%となった。

第3四半期の主な財務指標は、負債比率192%、流動比率97%、純借入金の割合は90%であった。大規模な設備投資が実行された2017年以降、継続的に増えていた借入金が3,100億ウォン(約286億円)に減少した。

大型有機EL(OLED)事業に関しては、「圧倒的な高画質、設計の柔軟性、目の健康など、お客様の多様なニーズを同時に満たすことができる唯一のディスプレイとしての特長をベースに、マーケットリーダーシップ拡大を続けていく」とし、広州新工場の本格出荷に安定供給基盤が確保されたことを土台に、今年の下半期出荷を上半期の二倍に拡大し、来年には700〜800万台レベルの成長を引き出すと明らかにした。

LCD部門は、一部の生産ラインをIT用に追加切り替えるという。

POLEDは安定した製品品質と歩留まり、顧客との関係強化をベースに、オフシーズンの変動を最小限に抑え、安定した事業運営に力を集中すると説明した。

LGディスプレイCFO(最高財務責任者)のソ・ドンフイ専務は、「最近、コロナによりライフスタイルが変わり、TVは映像視聴のほか、ゲームや在宅勤務、ホームトレーニング時にも活用できる製品に変化している」とし、「お客様の使用環境とニーズに最適化され、新しいフォームファクタに柔軟に対応するディスプレイとしてOLEDの市場でのリーダーシップを拡大させるために、さらに努力していく」と明らかにした。
 
(参考記事:「韓国LGDが米ディスニーと有機ELで提携…映像編集などで協力」)
(参考記事:「「LGDは9~12月に黒字転換、OLEDとLCD共に収益改善見込み」韓国証券社」)
(参考記事:「LGDのOLED TV、国際認証機関テストで高評価…色再現性は最高レベル」)


 
 
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