韓国が外国の輸出規制にAIで分析・対応へ…「K-TRACK」開発へ入札も開始

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韓国が外国の輸出規制にAIで分析・対応へ…「K-TRACK」開発へ入札も開始

韓国政府が外国による輸出規制に対し、効果的に対応するため、AI(人口知能)を用いたソリューション「K-TRACK」の開発に乗り出すという。
 
(参考記事:「韓国の経団連、駐韓日本大使に輸出規制緩和を要望…経済効果は8.7兆円」)
 
韓国の専門メディアetnewsは25日、「政府が米国をはじめとする主要輸出国の保護貿易措置にタイムリーに対応するため人工知能(AI)ベースのソリューションの開発に乗り出す」とし、「政府と公共機関、輸出企業などの需要機関に最適化されたカスタマイズ情報を提供することはもちろん、韓国の通商環境に影響を与えうる障壁を予測するためのプラットフォームを構築する」と報じた。

同紙によると、韓国産業省(産業通商資源部)が、「K-貿易規制対応分析ソリューション(K-TRACK)」という名で研究を進めているようだ。貿易規制をはじめとする各国の通商情報を1ヶ所に集めてデータベース(DB)化するとのこと。

具体的には、米国の貿易拡大法232条(輸入品が自国の安全保障を脅かすと判断した場合、輸入を制限、高率関税を賦課)、反ダンピング関税(AD)、相殺関税(CVD)などの貿易規制措置その対策、前後の米国・世界の経済指標、各国対応事例を収集する。そして、これらをビッグデータ化・分析するとのこと。これらビッグデータにAIを組み合わせ、最適対応ソリューションを導き出すという。

実際、韓国産業省のウェブサイトをみると、今月7日に同ソリューションの開発案件について入札を公募していることが分かった。

日本は昨年7月に高純度フッ化水素やEUV用フォトレジストなど半導体製造用素材3品目について対韓国輸出の管理を強化しており、韓国ではこれを輸出規制として捉えている。「K-TRACK」が開発されれば、日韓間の貿易案件についても分析の対象に含まれる可能性がある。
 
(参考記事:「フッ化水素の森田化学、純利益が対韓国輸出規制前の10分の1以下に」)
(参考記事:「米国が自国半導体産業に巨額補助金、中国SMICには輸出規制か?」)
(参考記事:「米国が自国半導体産業に巨額補助金、中国SMICには輸出規制か?」)
 
(写真:iStock)


 
 
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