韓国バッテリー企業同士の米訴訟戦、判決が再び延期…トランプ拒否権発動見方もあった

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韓国バッテリー企業同士の米訴訟戦、判決が再び延期…トランプ拒否権発動見方もあった

米国国際貿易委員会(ITC)は26日、LG化学SKイノベーションによる電気自動車バッテリー営業秘密をめぐる訴訟について、最終的な判断を12月10日に延期すると発表した。韓国各紙も一斉に報じた。具体的な理由は明らかにされていない。
 
(参考記事:「
 
LG化学は昨年4月、SKイノベーションによる営業秘密の侵害についてITCに提訴した。 ITCは今年2月の予備判決において、SKイノベーションの早期敗訴(Default Judgment)の判断を示した。しかし、SKイノベーションは異議を提起したことで再検討に入っていたが、SKイノベーションの敗訴が濃厚とみられていた。

ITCによる最終判決でSKイノベーションが敗訴確定した場合、SKイノベーションはバッテリーセル、モジュール、パック、部品などの米国内への輸入が全面禁止されることになり、事実上米国での生産が不可能になる。

ITCは当初、10月5日に最終判決を下す予定だったが、26日に延期されていた。そのため、今回の延期は2度目となった。韓国メディアでは、二度の延期は異例の事態であると報じている。LG化学とSKイノベーションともに米国で大規模な投資を行っていることから、仮にITCがSKイノベーションの敗訴を確定させても、雇用を重視するトランプ政権が拒否権(Veto)を発動するとの見方も出ていた。

LG化学とSKイノベーションは国内外で10件を超える民事刑事訴訟を進めているが、なかでもITCの最終判決の影響力が最も大きいとみられている。

そのため、SKイノベーション側はLG化学側と和解交渉を行っていたが、1兆ウォン~とされる和解金額をめぐって難航し、再び対立が激化していると韓国各紙では報じられている。
 
(参考記事:「[特集]LGとSKの対立が再び激化…バッテリー訴訟めぐり世論戦」)


 
 
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