中国CATLがニッケルを使わない電気自動車のバッテリーを開発する。
18日、韓国各紙はロイター通信の報道などを基に、中国の電気自動車バッテリーメーカーであるCATLがニッケルを使わない同バッテリーの開発に乗り出すと報じた。
(参考記事:「CATLが下半期からテスラにバッテリー供給へ」)
(参考記事:「中國CATL、Q1純利益が30%減少か」)
それによると、中国の上海で開かれた中国自動車工業協会(CAAM)の会議において、CATL役員は「新しいバッテリーは、従来のニッケル・コバルト・アルミニウム(NCA)バッテリーやニッケル・コバルト・マンガン(NCM)バッテリー、リチウムリン酸鉄(LFP)バッテリーとは異なる」とし「(次世代電池は)ニッケルやコバルトなどの高価な金属が入らない」と話したと伝えられた。
ニッケルは、電気自動車のバッテリーの主要素材の一つだ。 しかし、今後、電気自動車が普及すると、ニッケルの供給が需要に追いつかないという予想が出ている。
韓国メディアによると、CATLが「ニッケルフリー」電池の開発を宣言したのは、コスト削減戦略の一環とみられる。今年コバルトを使わないリチウムリン酸鉄(LFP)バッテリーを量産したのに続き、バッテリーコストをさらに下げるための研究開発に拍車をかけるという。