韓国LG化学がEV電池世界シェアで1位を維持…1~9月累計で24.6%

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韓国LG化学がEV電池世界シェアで1位を維持…1~9月累計で24.6%

SNEリサーチによると、LG化学が、2020年1月~9月の世界の電気自動車(EV、PHEV、HEV)バッテリー市場において(使用量)1位を維持したことが分かった。LG化学は9月単月でも1位だった。2位の中国CATLとの差を広げた。韓国勢ではサムスンSDIとSKイノベーションも4位と6位を維持するなど、韓国3社ともにTOP10の地位を維持している。
 
(参考記事:「[特集]テスラ・ヒュンダイ・分社化…LG化学の今後を読む(カンファレンスコールから)」)
 
2020年1月~9月に世界各国で車両に登録された電気自動車のバッテリーエネルギー総量は80.8GWhで、前年同期(81.9GWh)比1.3%減少した。新型コロナ事態で打撃を受けた後、欧州と中国を中心に主要市場の電気自動車需要の回復傾向が加速化し、減少幅が大幅に縮小した。当面、少なくとも年末までは欧州と中国はもちろん、米国も回復傾向が続くものと予想され、年間累積電気自動車バッテリー使用量が今後、増加傾向に転じることが確実視されている。

2、3位のCATLとパナソニックをはじめ、大多数の日本系や中国系の主要企業が依然としてマイナス成長から抜け出せずにいる。ただ、CALBは中国系では唯一、2倍に近い急成長の傾向が続いた。
 
昨年および今年の1~9月の電気自動車バッテリー使用量


(表:SNEリサーチ調べを基に本紙が作成)
 

これに比べ、韓国系3社は、いずれも二桁以上の急成長ぶりを記録した。

LG化学は2倍を超える急成長の勢いで総使用量20GWhに迫り、市場全体の減少幅を大幅に減らすのに大きく貢献した。また、CATLとの格差が1月~8月の0.4GWhから0.7GWhにさらに広がり、今年の年間累積順位競争で優位を占めた。

サムスンSDIも67.5%増加となる5.0GWhを突破し順位は前年同期より一段階上昇した。SKイノベーションも3.5GWhで2.3倍以上増え、順位を三段階上げた。

韓国3社の成長傾向は、各社のバッテリーを搭載しているモデルの販売増加によるものだ。LG化学は主に、テスラのモデル3(中国製)、ルノーのゾエ、ポルシェのタイカンEVなどの販売好調に支えられ、高成長の勢いを維持した。サムスンSDIはアウディのe-tron EV、フォードのクーガPHEV、BMVの330eなどの販売増加が成長に寄与した。SKイノベーションは起亜自動車のニーロEVとヒュンダイのポーター2エレクトリック、メルセデスベンツのAクラスなどの販売好調で主要業界最高の成長傾向を記録した。

バッテリーメーカーの市場シェアでは韓国系3社ともにシェアが大幅に伸び、これらシェアの合計は前年同期の16.2%から35.1%へと2倍を超えた。

一方、2020年9月(単月)の世界の電気自動車バッテリー使用量は15.7GWhとなり、前年同期(10.1GWh)比54.7%急増した。7月から3カ月連続で二桁の増加傾向を記録したのだ。地域別では欧州を筆頭に中国と米国ともに増加した中で、主要メーカーのうち国内3社を筆頭にCATLとBYDなど多数のメーカーが急増し市場成長をリードした。

特に、LG化学とサムスンSDI、SKイノベーションの増加傾向が目立った。LG化学はテスラのモデル3(中国産)とルノー・ゾエのほか、フォルクスワーゲンのID.3販売物量が大幅に増え、3.5倍を超える成長率を記録した。サムスンSDIもアウディe-tron EVとアウディQ5 PHEVの販売好調で86%成長した。SKイノベーションは起亜のニーロEVが急増するなか、ヒュンダイのポーター2エレクトリックとメルセデスベンツのAクラス、起亜のボンゴ1TEVなどの販売も堅調に伸び、主要業界最高の成長傾向を実現した。
 
(参考記事:「テスラの新型バッテリー、韓国LG化学が開発か?」)
(参考記事:「急回復する中国のEVバッテリー需要…3カ月連続増」)
(参考記事:「ヒュンダイに強力な助け舟? 韓国文在寅政権が約2兆円の電気・水素車予算発表」)


 
 
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