WTO事務総、韓国とナイジェリア候補「3年交代で就任」の妥協案も…99年に前例あり

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WTO事務総、韓国とナイジェリア候補「3年交代で就任」の妥協案も…99年に前例あり

米国の反対により「延長戦」に突入したWTOの事務総長選だが、韓国のユ・ミョンフィ候補とナイジェリアのオコンジョ・イウェアラ氏が任期を3年ずつに分け就任する可能性があることが分かった。
 
(参考記事:「[特集]米国の支持で韓国はより難しい立場に? WTO事務総長選をめぐるジレンマ」)
 
韓国のハンギョレ新聞は1日、外信報道などを基に、1999年の事務総長選の時と同様、ユ・ミョンフィ候補とオコンジョ・イウェアラ候補が3年交代でそれぞれWTO事務総長に就任する可能性があると報じた。

99年の事務総長選でも候補の選出に至らず、ニュージーランドのマイク・ムーア氏とタイのスパチャイ・パニチャパックが任期を分け合う形で選出された例がある。当時、米国が支持するムーア派と日本などが支持するスパチャイ派が激戦を繰り広げるも、結果的に任期を3年ずつ折半するという妥協が成立した。マイク・ムーア氏は99年から02年、スパチャイ氏は02年から05年までWTO事務総長を務めた。

WTOの事務総長は全加盟国一致による選出がルールとなっている。今回の総長選ではオコンジョ・イウェアラ氏が全体の6割超を得票したとみられるが、米国が同氏の就任に事実上の拒否権を発動し、ユ・ミョンフィ候補を公式に推薦していた。

韓国メディアなどでは、米国の支持を得るも、得票数で大きな差が付いたことなどから、「名誉ある撤退」を求める声も出る一方、韓国政府などは米大統領選の行方を見守るようだ。
 
(参考記事:「WTO総長選は米国の反対で延長戦へ…得票数で劣るも韓国候補が当選の可能性も」)
(参考記事:「WTO総長選、韓国候補が最終ラウンドへ…「中国変数」で韓国有利との見方も」)
(参考記事:「韓国政府「WTOでEUのTV技術規制緩和などに成功」と発表…TBT委員会で交渉」)


 
 
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