ガスタービン国産化進める韓国、特許出願数で三菱やGEを圧倒…韓国政府も支援

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ガスタービン国産化進める韓国、特許出願数で三菱やGEを圧倒…韓国政府も支援

韓国企業によるガスタービンの特許出願が急増していることが分かった。

ガスタービンは、燃料となる軽油や灯油、天然ガスなどを燃やして動力を得る、エンジンの一種だ。発電所の核心部品であり、技術難易度が高く市場参入の難しい市場とされる。現在、世界のガスタービン市場は、米GE(ゼネラル・エレクトリック)が53%、独シーメンスが29%、日本の三菱パワーが15%、伊アンサルドが3%を占める。(’18年基準=McCoy Report)
 
(参考記事:「韓国で二次電池特許の出願が活発化…1位ヒュンダイに迫る日本勢、テスラは「スルー」」)
 
ここに韓国の斗山重工業が参入しようとしている。

韓国特許庁によると、発電用ガスタービンの特許は、2010年代初頭(’10〜’13年)は年平均100件程度だったが、最近(’15〜’19年)は、年平均200件と大幅に増加した。特に、斗山重工業が三菱とのライセンス契約が満了した’17年前後の3年間384件を出願し、同期間の三菱(158件)、ゼネラル・エレクトリック(101件)、シーメンス(41件)のそれを大きく上回ったことが分かった。

同庁によると、「韓国は昨年(’19)、世界で5番目にLNG(液化天然ガス)発電用ガスタービンの技術保有国の仲間入りをした」と説明した。

斗山重工業が海外輸出を企図しているかは不明だが、韓国はLNG発電量を現在の40GWから今後60GWまで増やすという政策をとっており、石炭や原子力発電に比べて環境と安全性の面でメリットが大きいLNG発電の核心部品である発電用ガスタービンの研究開発と特許出願の増加傾向は続くと予想される。

韓国特許庁も、最新の特許技術と学術の動向情報を提供し、関連企業を育成していくと明らかにした。
 
(参考記事:「[特集]その名も「コリアンパラドックス」…研究費は世界有数だが特許件数が低い韓国」)
(参考記事:「韓国企業、東芝の半導体パッケージめぐりソウルで特許訴訟」)
(参考記事:「日本から韓国企業への特許訴訟増加、うち一件は旭化成と判明…二次電池分離膜をめぐり」)
 
(写真:iStock)


 
 
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