米マイクロンが176段NAND出荷発表、「サムスンのプライドにひび」韓国紙

半導体

米マイクロンが176段NAND出荷発表、「サムスンのプライドにひび」韓国紙

米国のメモリー半導体企業であるマイクロンテクノロジーは、現地時間9日、世界で初めて176段NANDフラッシュメモリーの量産を開始したと発表した。マイクロンが開発した176段NANDは、サムスン電子とSKハイニクスが現在市販している最高仕様の128段NANDより先を行く技術だ。マイクロンは「176段NANDは競合社に比べ積層数が40%程高く、前の世代の大容量3D NANDと比べデータを読み取り・書き込む性能は35%以上向上した」と説明した。
 
(参考記事:「インテル事業買収のSKハイニクス、証券社は目標株価を下方修正」)
 
NANDシェア1位のサムスン電子もこれまでの128段を超える「7世代V NAND」開発を行っているが、量産時期は来年に予定されている。最近、インテルのNAND事業買収を発表したSKハイニクスも、176段の4次元(4D)NANDを開発中であり、来年新しいNANDを披露する計画だ。

韓国経済TVは「NAND市場4位のマイクロンが次世代NAND型量産に成功したことで、この市場をリードしてきたサムスン電子の自尊心にひびが入る状況になった」と伝えた。

市場調査会社オムディアによると、昨年末時点のNANDシェアはサムスン電子が35.9%で、キオクシアが19.0%、ウェスタンデジタル13.8%、マイクロン11.1%、SKハイニクス9.9%、インテル9.5%だ。SKハイニクスがインテルを買収すれば一気にシェアが20%まで高まり、サムスン電子に続き2位の座に上ることになる。ウエスタンデジタルはキオクシアと協業関係にあり、SKハイニクスもキオクシアに資本参加している。韓国メディアでは、仮にこれら3社の結束が強まれば、サムスンの地位は安泰ではなくなるとの見方が浮上している。
 
(参考記事:「SKハイニクスが128段4DNANDベースSSD発売…米国市場で」)
(参考記事:「サムスンがNAND生産ラインを増設 来年後半に量産開始へ」)
(参考記事:「[特集]PS5公開で韓国NAND各社に利益…記憶装置にSSD採用で」)


 
 
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