サムスン電子が家庭用マイクロLED TVを来月公開するとの報道が出た。
(参考記事:「サムスンがベトナムにミニLED TVの量産体制構築か…生産ライン50以上と韓国紙」)
韓国の専門メディアであるetnewsは19日、「サムスンのTV最終兵器《家庭用マイクロLED》来月公開…億ウォン台超プレミアム対戦」とのタイトル記事を掲載。サムスン電子関係者のコメントを基に、「サムスン電子は来月、量産型家庭用マイクロLED新製品公開を確定し、イベントの計画など詰めの準備をしている」と報じた。
同紙は、今回リリースされる製品は、最初の量産型製品となり、サイズは110インチになると予想。「これまでマイクロLEDはオーダーメイドの形で販売してきた」とし、「量産型を出すのは、マイクロLEDの生産技術が進化し続けているという意味だ。これは生産単価引き下げとも直結する」と同紙は伝えている。
製品価格は1億ウォン(約900万円)前後と予想され、LG電子が先日発売したローラーブルTVと同価格でプレミアム製品帯での競争が繰り広げられるとみられる。
次世代ディスプレイとして挙げられるマイクロLEDは、マイクロメートル(㎛)サイズの超小型のLEDを用いてバックライトとカラーフィルターをなくし、LED自体が光源となる自発光TVだ。既存のディスプレイのコントラスト、明るさ、コントラスト、色再現力、ブラック表現などが卓越し、視野角も優れている。
(参考記事:「1台900万円で発売されるLGのローラーブルTV」)
(参考記事:「[特集] サムスンの次世代ディスプレイの研究 (上)」)
(参考記事:「LG電子がマイクロLEDサイネージを発売開始」)
(写真:サムスン電子のマイクロLEDテレビ=同社提供)