中国BOEの有機EL、アップルがまた却下か…ファーウェイ需要も急落で厳しい立場に

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中国BOEの有機EL、アップルがまた却下か…ファーウェイ需要も急落で厳しい立場に

中国BOEが目指してきたアップルへの有機EL(OLED)パネルの納品が再び頓挫したようだ。ファーウェイへの供給も減ることから、厳しい立場になったとの指摘もある。
 
(参考記事:「中韓企業を競わせるアップル…iPhone12に新たに中国BOEがパネル供給」)
 
外信や韓国メディアなどによると、アップルは来年発売予定の「iPhone13」(仮称)について、BOEのOLEDディスプレイの品質認証を承認しなかったと報じた。原因は、歩留まりの問題と見られている。

ギズモチャイナによると、「BOEは今年上期、アップル専用ラインとして知られる四川省綿陽にあるB11ラインでiPhone用OLEDパネルの納品を狙ったが、生産歩留まりが20%と低調だった」と説明した。B11工場は、BOEが計465億元(約7兆9782億ウォン、約7571億円)を投資して建設したフレキシブルOLED生産ラインとされる。

ただし、アップルはBOEを部品供給チェーンに含ませ、リファーブ部品(認定整備済調整品)向けBOEパネルの採用を考慮しているという。

BOEの最大顧客は同じ中国のファーウェイだが、米国の制裁により、アプリケーションプロセッサー(AP)などの重要半導体の調達が避けられなくなり、スマートフォンの生産は事実上不可能となった。ファーウェイの世界シェアは今年の14%から4%に急落するとの予想もあり、BOEの供給も急減が予想される。

市場調査機関のオムディアによると、今年第4四半期のモバイル用OLEDパネルの市場シェアは、サムスンディスプレイが80.1%と圧倒的シェアを持つ。LGディスプレイとBOEがそれぞれ7.9%と6.3%と続く。LGディスプレイに関してはiPhone12にOLEDパネルが採用されたことから、市場シェアが上昇すると予想されている。
 
(参考記事:「中韓企業を競わせるアップル…iPhone12に新たに中国BOEがパネル供給」)
(参考記事:「韓国ヨンウ社、BOEにOLED検査装置供給…中国市場での地位強める」)
(参考記事:「LGディスプレイのOLEDパネル、スイスSGSから「環境に優しい製品」認証受ける」)


 
 
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