LGがニッケル90%のNCMAバッテリーをテスラに供給か

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LGがニッケル90%のNCMAバッテリーをテスラに供給か

LG化学の電池子会社であるLGエネルギーソリューション(LGES)が、ニッケル90%NCMAバッテリーを商用化しテスラに供給する予定であるとの報道が出ている。
 
(参考記事:「LGがドゥサン社に投資か…テスラへ電池箔供給可能性の企業」)
 
韓国の有力専門紙であるetnewsは16日、LGエネルギーソリューションが電気自動車用NCMA(ニッケル・コバルト・マンガン・アルミニウム)バッテリーを世界で初めて商用化する予定だと報じた。

同紙は業界情報を基に、「LGエネルギーソリューションはニッケル90%のハイニッケルNCMAバッテリーを来年度、テスラに納品する計画である」とし、「来年度の第2四半期から関連素材などのバッテリー量産が開始され、下半期にはテスラの自動車への搭載が予定されている」と伝えた。テスラの「モデルY」と次世代自動車が搭載対象であるという。

今回LGエネルギーソリューションが供給するNCMAバッテリーは、正極材(二次電池の主要素材)のニッケル比重を90%まで引き上げ、コバルトを5%以下に減らしている。既存のバッテリーでは、一回の充電で走行できる距離の限界は500kmまでであったが、ニッケル比重を高くすることで、一回の充電で600km以上走行可能となる。また、高価であるコバルトの使用量を減らし、コストを抑え、相対的に低価なアルミニウムを利用することで価格競争力を強化できる。

今回のNCMAバッテリー開発は、韓国のエル・アンド・エフ(L&F)社がニッケル比重90%のNCMA正極材の開発に成功したことで実現したとみられている。

テスラの最高経営責任者(CEO)イーロン・マスクは、9月開催されたテスラの発表イベント「バッテリー・デー」において、ニッケル正極材の比重を高めた「ハイニッケルバッテリー」を主力にすると明らかにしている。

同紙は、「L&FがNCMA正極材の工場を増設し、LGエネルギーソリューションが中国南京市の工場を拡大しているのは、中国テスラ工場への供給を念頭に置いた行動である」と分析している。
 
(参考記事:「韓国でテスラ車による火災事故発生…1人死亡、2人負傷」)
(参考記事:「[特集]LG化学がテスラ新モデルに電池独占供給か…首位固めに着々」)
(参考記事:「LG化学が中国正極材工場で再生エネルギー活用…進む炭素中立戦略」)


 
 
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