「NEGの高槻工場停電はLGディスプレイ業績にプラス」…韓国証券社が予想

ディスプレイ

「NEGの高槻工場停電はLGディスプレイ業績にプラス」…韓国証券社が予想

キウム証券は16日、LGディスプレイに関する分析レポートを発表した。
 
(参考記事:「[特集]有機EL・液晶・ミニLED…LGディスプレイの今後を読む(カンファレンスコール-20Q3)」)
 
キウム証券はLGディスプレイの第4四半期(10~12月)実績が市場予想値を上回る3042億円(約287億円)を記録すると予想。同予想の理由についてキウム証券のキム・ソウォン研究員は、「ウォン/ドル為替レートが不振にもかかわらず、TVやIT製品の需要増が持続しているからだ」とし、2021年の営業利益も日本のNEGの工場停電などもあり高い実績が予想されると言及した。

キム・ソウォン研究員は、LGディスプレイの4Q20実績の好実績予想について、「特にプレミアム製品を中心に需要が増えており、ミックス改善効果が極大化される見通しである」とし、「現在コロナ19が触発したIT製品の需要増は3期連続持続されており、台湾のパネルメーカーによると、IT製品の需要増は最小限1H21まで続くと予想されている」と述べた。

続けて、「この他にもOLED TVパネルの販売は広州新工場の稼動効果が良好であることから、前四半期比で追加上昇が予想され、POLEDパネルは北米の顧客の戦略モデル発売に支えられ、出荷量が+ 93%QoQ上昇するなど、全部門の業績好調が示されるだろう」と評価した。

キム・ソウォン研究員は2021年の営業利益を6,361億ウォン(約600億円)と予想した。その上で、「特に、去る12月11日にマザーガラスメーカーのNippon Electric Glass(NEG)の高槻市工場が停電したことによりLCDパネルの価格の上昇が続くことが予想される」とし、「NEGのLCDマザーガラスの市場シェアは約20%であり、NEG内での高槻市工場の生産比率が20%水準であることを考慮すると、現在のグローバルLCDマザーガラス生産量のうち 3〜5%が減少すると予想される」と言及した。

続けて、「LGディスプレイはまた、主にNEGからマザーガラスの供給を受けているが、同工場は比較的AUOとInnoluxへの(供給)比率が高いことから、今回の停電により、LGディスプレイに与える直接的な生産への支障は限られると把握される」とし、「マザーガラスの供給支障がグローバルLCDパネルの価格上昇につながるとみられ、LGディスプレイの来年実績を押し上げるだろう」と述べた。
 
(参考記事:「有機EL量産も本格化・LGディスプレイがついに黒字転換…7~9月決算発表」)
(参考記事:「サムスンディスプレイがLCD生産延長を検討表明、QDディスプレイは計画通り推進」)
(参考記事:「米国人7割「リフレッシュレート劣ってもLCDよりOLEDが良い」」)


 
 
あなたの感想をSNSでシェアする


この記事について、あなたの感想は?
  • 強い関心がある
  • 関心がある
  • どちらでもない
  • 関心がない
  • 全く関心がない