韓国LG、米TV広告データ分析企業「アルフォンソ」を買収

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韓国LG、米TV広告データ分析企業「アルフォンソ」を買収

LG電子が米国のデータ分析専門会社を買収し、テレビ事業のポートフォリオを拡大する。
 
(参考記事:「LG電子がマグナとEV用パワートレインで合弁会社設立…世界3位の自動車部品メーカー」)
 
LG電子は、米国シリコンバレーに本社を置くTV広告/コンテンツデータ分析のスタートアップである「アルフォンソ(Alphonso Inc.)」に約8,000万ドル(約83億円)を投資して株式50%以上を確保した。

LG電子が最近、世界3位の自動車部品メーカー「マグナ・インターナショナル」と電気自動車のパワートレイン分野の合弁法人を設立することを発表している。ハードウェアの分野に続き、今回はソフトウェアの分野でも有望な企業を買収し、相乗効果を図るものであるとLG電子は説明した。

したがって、今回の買収は、既存の主力事業にデジタル変換を組み合わせてサービス、コンテンツ、ソフトウェア、分野でTV事業を拡大するものであるという。

アルフォンソは、2012年に設立されたTV広告/コンテンツデータ分析のスタートアップ企業だ。独自開発の人工知能映像分析ソリューションを保有しており、北米で1千5百万世帯のTV視聴データを確保している。

同社は、LG電子を含め、シャープ、東芝、ハイセンス、スカイワースなどのグローバル有力TVメーカーはもちろん、多数の競争力のあるTVソリューション技術企業と協業してきた。

LG電子によると、今回の買収を通じて、TV事業のポートフォリオを高度化する一方で、サービスおよびコンテンツの競争力を差別化し、中国企業などを相手に深まっている競争環境の中で、さらなる成長動力を確保していく計画であるという。

LG電子の年間TV出荷量は昨年基準で3,000万台に迫る。LG OLED TVはOLED TV市場の半分以上を占めている。

このような事業環境の中で、LG電子がアルフォンソの広告/コンテンツ分析能力を活用するようになると、LG TVを購入して視聴する顧客に無料放送サービスLGチャンネルなどを介して様々なカスタマイズされたサービスやコンテンツを提供することができる。

また、顧客の好みを細分化して分析し、カスタマイズされたサービスを提供することは、最終的に顧客のトレンドを主導することにつながる可能性があるため、LG電子は、単純なコンテンツ収益だけでなく、TVを越えた全事業領域でのシナジーを出すことも可能である。

アルフォンソは、北米が中心だった事業地域をLG電子のグローバルネットワークを活用して大幅に拡大することができる。

LG電子は、アルフォンソが持っている固有のスタートアップ文化から来ている成長動力を維持するために、現在の経営陣と従業員を維持する方針だ。

LG電子バク・ヒョンセHE事業本部長は「デジタルへの転換に基づいて事業構造を高度化すると同時に、顧客価値をベースにしたサービスエリアを持続的に拡大していく」と述べた。
 
(参考記事:「米国人7割「リフレッシュレート劣ってもLCDよりOLEDが良い」」)
(参考記事:「「LG電子とマグナの合弁はウィン・ウィン戦略」韓国証券社が分析」)
(参考記事:「LG電子が車両用無線通信装備の世界シェア2割占有」)


 
 
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