JSRが韓国複数企業にエラストマー事業の売却を打診か

半導体

JSRが韓国複数企業にエラストマー事業の売却を打診か

日本のJSR株式会社が、合成ゴムなどが含まれる化学物質部門を売却するため韓国の複数の企業に接触していたとの報道が出ている。
 
(参考記事:「韓国政府が半導体素材や二次電池関連60品目に関税割当…輸入促進効果」)
 
韓国メディア「マーケットインサイト」は7日、投資銀行(IB)業界における情報をもとに、「JSRはロッテケミカル、LG化学など国内の複数の大企業に接触したことが確認された」とし、「国内(韓国)企業に自社のエラストマー(Elastomers)事業部門の売却を打診した」と報じた。ロッテケミカルが有力企業であると同紙は伝えている。

JSRは、民間が60%、日本政府が40%の株式を出資して合成ゴムの国産化を目指し1957年に発足した「日本合成ゴム株式会社」を前身としている。しかし、合成ゴムを含むエラストマー事業は、直近の4~9月期の売上収益が585億7,300万円と前年同期比で35.6%減となり、コア営業損失も127億1,800万円となっていた。

同紙によると、「化学業界ではJSRが事業の売却代金を活用して、半導体材料と未来事業となるバイオ・エネルギー部門への《選択と集中》に乗り出すと予想している」と伝えている。

JSRはフォトレジスト(感光剤)の分野で寡占的地位にある。一昨年7月にとられた日本による対韓国半導体素材3品目の輸出規制(輸出管理強化)では、同社も扱うEUV用フォトレジストも対象に含まれている。
 
(参考記事:「韓国の経団連、駐韓日本大使に輸出規制緩和を要望…経済効果は8.7兆円」)
(参考記事:「韓国のフッ化水素輸入、対日依存度が下がる…フォトレジストやフッ化ポリイミドも」)
(参考記事:「デュポンの韓国人重役、EUVフォトレジスト工場誘致などで韓国政府から表彰」)


 
 
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