JSRの合成ゴム事業売却先はロッテケミカルが有力か…推定価格は950億円

その他

JSRの合成ゴム事業売却先はロッテケミカルが有力か…推定価格は950億円

JSRが合成ゴム(エラストマー)事業を売却するとの報道が出ているが、売却先としてロッテケミカルが有力相手として浮上しているようだ。
 
(参考記事:「JSRが韓国複数企業にエラストマー事業の売却を打診か」)
 
韓国メディア・ビジネスポスト(11日)によると、「シン・ドンビン=ロッテグループ会長はスペシャリティ(高付加価値製品)中心の成長という戦略を推進していることから、モビリティ素材市場進出も狙っており、ロッテケミカルを前面に出して、日本化学メーカーの合成ゴム事業の買収に乗り出す可能性が高い」と報じた。

JSRの事業売却可能性ついては、現地金融紙などが先週報じていた。

ロッテケミカルは2013年に合成ゴム合弁法人ロッテベルサリスエラストマース(LOTTE Versalis Elastomers)を設立し、年間10万トン規模のソリューションスチレンブタジエンゴムと、同9万6千トン規模のエチレンプロピレンゴム(EPDM)の生産工場を竣工している。

ビジネスポストは、「しかし、同工場は竣工してから黒字を出したことがなく、赤字だけ増え続けている」とし、「すでにグローバル主要タイヤメーカーを顧客に置いているJSRをロッテケミカルが買収すれば、ロッテベルサリスエラストマースがタイヤメーカーたちの厳しい製品認証障壁をクリアする助けになる」と分析。

続けて、「JSRは、タイ工場10万トンと日本の工場7万トンを合わせ年間17万トン規模のソリューションスチレンブタジエンゴムの生産能力を保有している」とし、「市場シェアも6%で世界5位を占め、すでにタイヤメーカーの認証を通過し製品を供給している」と伝えている。

投資業界では、JSRの合成ゴム事業部門の適正価格は1兆ウォン(約950億円)弱と推定されているとのこと。

ハナ金融投資のユン・ジェソン研究員は12日、ロッテケミカルはLG化学や錦湖石油化学と比べてJSR合成ゴム事業を買収することの相乗効果がより大きいと分析し、有力な買収候補として挙げている。
 
(参考記事:「サムスン電子「高感度フォトレジスト開発で技術優位を確保」言及」)
(参考記事:「サムスンのQDディスプレイ、JSRがインク開発参加か」)
(参考記事:「韓国の経団連、駐韓日本大使に輸出規制緩和を要望…経済効果は8.7兆円」)
 
(写真:iStock)


 
 
あなたの感想をSNSでシェアする


この記事について、あなたの感想は?
  • 強い関心がある
  • 関心がある
  • どちらでもない
  • 関心がない
  • 全く関心がない