韓国ロッテケミカル、マスクフィルター用極細PP素材を開発…すでに量産と発表

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韓国ロッテケミカル、マスクフィルター用極細PP素材を開発…すでに量産と発表

韓国の主要化学企業であるロッテケミカルは13日、マスク製造の核心素材であるメルトブロー(Melt Blown、以下MB)フィルター用ポリプロピレン(PP)素材を開発したと発表した。
 
(参考記事:「JSRの合成ゴム事業売却先はロッテケミカルが有力か…推定価格は950億円」)
 
新型コロナウイルス感染症(コロナ19)が長期化し、マスクは、いつの間にか生活必需品として定着し、需要量も継続的に増加している。

静電気フィルターは、ウイルスをブロックするマスクの重要な原材料となる。静電フィルターは、MB工法で生産され。押出機で熱を加えて溶融したPP素材がノズルを介して吹き出て不織布の形態を整える方法だ。MB不織布は10μm以下の極細化された繊維で構成されており、最小の液滴の直径である5μmを防ぐ小さな気孔を有するため、コロナウイルスを効果的に遮断することができる。
 

(画像:ロッテケミカル提供)
 
上記のようなMBフィルター用マスクを製造するためには、超流動のPP素材が重要となる。ロッテケミカルによると、同社が開発したMBのPPは分子量分布が狭く、優れた放射性を実現することができ、高温や生活の中の外部環境曝露(NOxガスなど)の色の変化が少なく、安定性が高いという長所がある。

ロッテケミカルは2020年6月に最初の生産を開始して、現在は大量生産化に成功し、MI(メルトインデックス)が250から1,800までの間に調節された5つの製品ラインナップを完成させたという。これにより、MBフィルタメーカーの設備の特性に合ったリクエストに積極的に対応することができると強調した。

ロッテケミカルが開発したMBのフィルター用PP素材は、韓国内の複数のMBフィルタメーカーによるKF94性能テストに合格し、現在継続的に販売が拡大されていると説明された。衛生用品、吸音材など様々な用途に使用可能であり、国内外の販売量の増大になると同社は期待している。

ロッテケミカル基礎素材研究所のカン・ギョンボ所長は、「コロナ拡散を防止するマスク材料を開発することは素材会社として当然の役割であり、人類と環境に必要な材料の開発により、化学に支えされた世界を作ることができるよう努力したい」と伝えた。
 
(参考記事:「JSRが韓国複数企業にエラストマー事業の売却を打診か」)
(参考記事:「WTOで推進のコロナ医療品関税撤廃、韓国は反対の立場か…自国製薬業に配慮?」)
(参考記事:「韓国のコロナ診断試薬の輸出が急増…170カ国・5億人・2400億円分を出荷」)
 
(写真:iStock)


 
 
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