韓国で有機EL素材の特許出願増加…出光興産がドーパントで2位も、韓国企業が圧倒

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韓国で有機EL素材の特許出願増加…出光興産がドーパントで2位も、韓国企業が圧倒

韓国特許庁によると、最近5年間(’15年〜’19年)で、有機EL(OLED)素材分野の特許出願が韓国で増加していることが分かった。’15年533件から’19年651件と、年平均5%で、毎年着実に増加している。
 
(参考記事:「サムスンがJOLEDを有機EL特許侵害で米裁判所に提訴…昨年訴訟への対抗か」)
 
OLED素材分野は、携帯電話、TVなどに使用されているOLEDパネルの発光に関わる有機化合物材料などが対象である。

出願人の類型別にみると、最近5年間(’15年〜’19年)では、韓国企業が79.0%、外資系企業が16.2%となり、韓国企業がOLED材料分野の特許出願を主導していることが分かった。
 

 
韓国企業の最近5年間の出願件数を見ると、LGの系列会社が939件と最も多くの特許を出願したことが分かった。続いて、サムスン系列442件、トッサンネオルックス245件、トゥサン203件などの順となった。

特に、これまで韓国企業の進出が少なかったドーパント(dopant)関連の出願が最近3年間で110件となり、外国企業の22件にくらべ5倍多く出願されたという。今後ドーパント市場でも韓国企業が善戦するものと特許庁は予想した。
ただし、同庁の統計によると、ドーパント関連出願の78%(103件)はLG化学に集中している。件数は大きく減るが、同出願数の2位には日本の出光興産が入っていることが分かった。(9件/6.8%)
 

 
韓国特許庁のイ・スッチュ高分子繊維審査課長は、「今後、OLED需要が増加するにつれて関連材料市場も急速に成長すると予想され、国内企業はOLED材料市場を先導するために継続的な研究開発と特許権の確保が要求される」と述べた。
 
(参考記事:「韓国の有機EL輸出が昨年1兆円超え…ディスプレイ輸出の6割占める」)
(参考記事:「韓国政府、日本による「特許攻撃」に対応のため専門組織を設置…国産化によるジレンマ」)
(参考記事:「韓国の「特許王」が日本企業などのLED特許侵害を示唆…台湾エピスターとは合弁解消」)


 
 
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