菅義偉首相が、退任するナム·グァンピョ駐日韓国大使と離任面談をしなかったことが明らかになった。
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韓国メディアなどによると、ナム大使は菅首相と対面あいさつなしに日本を去ったという。 駐日韓国大使が離任前に日本首相と面談するのが慣例だった点を考慮すれば、非常に異例のことであると韓国各紙は報じている。
最近、韓国裁判所で出された日本軍従軍慰安婦に関する賠償判決が影響を及ぼしたものとみられる。 ムン・ジェイン大統領は去る14日に韓国を離れる富田浩司在韓日本大使と面談していることから、「外交上の非礼」ではないかという指摘も出ているようだ。日本政府が賠償しなければならないとした韓国裁判所の判決に対する不満を表したとの見方も出ている。
22日に赴任するカン·チャンイル駐日本韓国大使は17日、ソウルで開かれたオンライン記者懇談会で、菅首相がナム大使との離任接見を拒否したことが非礼ではないかという指摘に対し、「わたしも少しそう思う」とし、「去る人の離任挨拶なので受け入れるべきだったのではないかと思うが、個人的な事情があったかはよく分からない」と述べた。
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