中国の電気自動車・バッテリーメーカーであるBYDが、韓国のヒュンダイ(現代)自動車への電気自動車用バッテリー供給を推進するとの報道が出ている。
(参考記事:「アップルがヒュンダイ傘下の起亜と「アップルカー」生産で17日正式契約か」)
韓国メディア「THE GURU」は中国現地メディア情報をもとに、「BYDが最近、ヒュンダイ自動車専門のチームを作り、来年にヒュンダイ自動車にバッテリーを供給すると予想される」と報じた。
現在BYDは、「ブレードバッテリー」の外部供給を拡大している。同バッテリーはBYDの新たなLFP(リン酸鉄リチウム)バッテリーであり、最適化された構造により従来のLFPバッテリーよりバッテリーパックの空間活用度が50%増加したとされる。特に表面温度が30~60度に過ぎず釘で刺す以外にも曲げたり、粉砕、高温加熱、260%過充電など様々な状況を耐えることができると同紙は伝えた。
BYDはブレードバッテリーを自社が販売する電気自動車だけでなく、他のブランドにも供給するために複数のメーカーに接触し、中国の第一自動車グループ(FAW)、アウディ、ポルシェと供給契約を結んだという。
両社は回答を拒んだ。
(参考記事:「「アップルカーはヒュンダイのEVプラットフォーム使用」著名アナリスト予想」)
(参考記事:「昨年のEV電池世界市場、韓国勢シェアが倍増…16%→34.7%」)
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