韓国が対日依存度の高いマグネシウム系セラミック原料の国産化を推進

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韓国が対日依存度の高いマグネシウム系セラミック原料の国産化を推進

韓国政府が、日本などからの輸入に依存しているマグネシウム(Mg)系セラミック原料の国産化を進める。韓国の同需要量は年間24万7000トン(t)とされ、金額にして1億1000万ドル(約116億円)に相当する。
 
(参考記事:「[特集]韓国の半導体素材や部品などの国産化政策…1年半の経過」)
 
韓国産業省(産業通商資源部)は、「マグネシウム系セラミックス原料の国内生産モデル事業」支援計画を4日発表した。

まず、中小セラミック企業などを対象に、2025年まで6つの課題に対し、合計229億ウォン(約22億円)を研究開発(R&D)サポートに投じる。マグネシウム系セラミック原料は鉄鋼用耐火物や電気自動車のバッテリー放熱フィラー材料用として使用される。

これまで韓国は、純度93%前後の低品位原料は中国から、純度98%以上の高品位は日本から主に輸入してきた。 金額にして2019年基準で対中国が980億ウォン(約92億円)、対日本が200億ウォン(約19億円)となっている。

韓国産業省の支援事業は、マグネシウム系原材料の国内供給と応用製品の開発の2つの分野に分けて行われる。ドロマイト、海水などの国内資源を活用した原材料の生産プロセス技術の開発と関連した3つの新規課題ごとに5年間最大53億ウォンを支援する。応用製品の開発と関連した新規課題の1つは、5年間で最大47億ウォンを支援する予定だ。新規課題遂行機関の評価を経て、3月中に確定される。

カン・ギョンソン産業省産業政策室長は「国内資源を活用した国内生産基盤を構築し、これまでコスト競争力と技術競争力が低く、輸入に依存していたマグネシウム系セラミック原料を安定的に供給できるようになる」とし「鉄鋼、化学、環境など需要産業の競争力強化が期待される」と述べた。
 
(参考記事:「韓国検察が「エアナイフ」技術漏洩者を拘束…対日依存から国産化成功した技術」)
(参考記事:「韓国企業が「クォーツ」を国産化か…対日依存高い半導体先端素材 市場規模は1千億円超」)
(参考記事:「韓国が「エポキシ」の国産化に成功…対日輸入率9割の半導体核心材料」)
 
(写真:iStock)


 
 
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