中国除く世界のEV電池市場、半分以上が韓国企業製に…3社で52.9%

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中国除く世界のEV電池市場、半分以上が韓国企業製に…3社で52.9%

市場分析企業のSNE Researchは17日、2020年に販売された電気自動車(EV、PHEV、HEV)にLGエナジーソリューションのバッテリーが最も多く使われたことを明らかにした。サムスンSDSとSKイノベーションはそれぞれ3位、4位であった。5位は、中国のメーカー、CATLであった。韓国系3社が急成長を遂げている中、中国市場専用企業とされていたCATLが中国以外市場でも強者として浮上している。
 
(参考記事:「火災EVの電池交換で、ヒュンダイとLGに確執か?…総費用1兆ウォンめぐり」)
 
今回集計されたバッテリー使用量はグローバルバッテリー使用量から中国市場で販売されたバッテリー使用量を除いたものとなる。

2020年度、中国以外の世界各国に登録されている電気自動車のバッテリーエネルギー量は2019年より56.2%増加した81.2GWhであった。LGエナジーソリューションは、2019年度より2倍以上増加した26.8GWh分を供給し、パナソニックを抜いて供給量1位となった。サムスンSDIは89.1%増加した8.2GWhを記録し、3位を維持した。SKイノベーションは、3.8倍増加した7.9GWhを記録し、サムスンSDIとの差を縮めている。CATLは、プジョーのe-208、e-2008、オペル・コルサなど、PSAグループの電気自動車販売量が急増したため、凄まじい成長率を見せ、5位になった。これまで中国市場に限られていたCATLの影響力が、グローバル市場まで及んでいるとみられる。

LGエナジーソリューションとサムスンSDI、SKイノベーションの成長の理由としては、各社のバッテリーを搭載する自動車の販売好調が挙げられる。LGエナジーソリューションは主にルノーZOE、フォルクスワーゲンID.3、ポルシェタイカンEVなどの販売急増が成長につながった。サムスンSDIはアウディE-tron EVとフォードクーガ PHEVなどの販売増加が成長の原因となった。SKイノベーションは、現代自動車のKONA BEVと起亜自動車のNIRO BEVなどの販売好調が成長原因となった。

2020年12月のバッテリー使用量は、2019年12月に対して122.5%増加した15.3GWhであった。LGエナジーソリューションがパナソニックを抜いて1位になった。SKイノベーションとサムスンSDIはそれぞれ3位、4位であった。CATLは5位であり、業界最高水準の成長率を見せた。

SNE Researchのキム・グァンジュ代表は、中国を除くグローバル電気自動車市場で韓国系3社の地位が確固たるものになりつつあるが、CATLを筆頭とした中国系企業の追撃が激化していると説明し、日本企業のパナソニックも1位の座を譲ってはいるが、当分の間は市場での影響力を維持すると予想した。そのため、今後、グローバル電気自動車バッテリーの競争のさらなる激化を主張し、韓国企業の持続的な競争力強化、積極的な市場攻略戦略点検の必要性を唱えた。
 
(参考記事:「韓国企業同士のEV電池訴訟戦、バイデン大統領に米ジョージア州知事が拒否権行使を要請」)
(参考記事:「昨年のEV電池世界市場、韓国勢シェアが倍増…16%→34.7%」)
(参考記事:「ヒュンダイ次世代EVの電池入札、中国CATLが半分以上受注か…業界に衝撃と韓国紙報じる」)


 
 
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