サムスン電子が昨年、研究開発に20兆ウォン(約2兆円)以上を投資したことが分かった。 2019年に初めて20兆ウォンを超えて以来、2年連続となった。
(参考記事:「サムスンの米半導体工場がシャットダウン…公営電力会社が命令」)
18日、サムスン電子が公示した連結監査報告書によると、昨年の研究開発総支出額は21兆2210億ウォン(約2兆1221億円)に達する。前年の20兆1929億ウォンに比べ5.1%増加した。
昨年の研究開発費は、システム半導体とQDディスプレイをはじめとする新事業投資に集中されたものと推定される。サムスン電子は、2030年までに133兆ウォン(約13兆円)を投資して、システム半導体分野でもグローバル1位を達成すると発表している。
サムスン電子の昨年の施設投資は約38兆5000億ウォンであり、事業別では、半導体が32兆9000億ウォン、ディスプレイが3兆9000億ウォンだった。
メモリは今後の需要増に対応するための高度なプロセスへの転換と増設投資が増え、ファウンドリもEUV 5ナノ工程など増設投資により前年比大幅に増加した。
ディスプレイもQDディスプレイの生産能力の拡大と中小型の新技術工程を中心に前年比投資が増加した。
(参考記事:「サムスンがフッ化水素を再利用か…使用量最大9割減?」)
(参考記事:「サムスンがクアルコムのモデムチップを4ナノで製造か…内外メディア報じる」)
(参考記事:「サムスンの5ナノ歩留まりに問題?韓国紙報じる」)
(参考記事:「「QDディスプレイの生産開始延期は収率に問題」韓国紙」)