エネオスが韓国石油企業を買収か

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エネオスが韓国石油企業を買収か

SKルブリカンツ(SK Lubricants)の株式買収戦に、日本のエネオスが参加するとの報道が出ている。
 
(参考記事:「韓国ロッテケミカル、昭和電工のアルミ事業を買収か…JSRゴム事業より有力?」)
 
ソウル経済紙は2日、金融投資業界への取材をもとに、「SKイノベーションが、来る12日、SKルブリカンツの株式最大49%売却のための本入札を行う予定である」とし、「現在唯一の戦略的投資家(SI)であるエネオスをはじめ、資格予備引数候補のIMMプライベートエクイティ(PE)と韓国投資パートナーズ、アメリカアポロPEなど財務的投資家(FI)3社が調査を終えて本入札を準備している」と報じた。

エネオスとSKグループは、2007年の新日本石油時代から戦略的提携関係を結んでおり、SKルブリカンツとも2010年に合弁会社(Yubase Manufacturing Asia Co., Ltd)を設立した後、2012年から潤滑油を生産している。またエネオスはSKルブリカンツが生産する潤滑油(自動車などに使われる潤滑油の基本原料)の5つの主要な顧客の一つである。

SKルブリカンツの現金創出力は2019年基準でライセンス資産償却費を含む減価償却前営業利益(EBITDA)は4,280億ウォン(約406憶円)。営業利益が2,940億ウォン(約280億円)、当期純利益は2,157億ウォン(約205憶円)に達する。

ソウル経済紙によると、金融投資業界の関係者は、「SKグループと密接な関係を維持しているだけに、買収の意志が大きければ、エネオスが最終的な勝者になる可能性も十分にある」と述べたという。ただし、一部では既に合弁会社を介して潤滑油を安定的に供給されているだけに完走可能性が低いという評価も出ているとのこと。

SKイノベーションは先日、LGエネルギーソリューションと米国国際貿易委員会(ITC)で争った二次電池営業秘密の侵害訴訟の最終決定で敗訴した。米国ホワイトハウスに拒否権の行使を要請中だが、これを却下された場合は、LG側に3兆ウォン(約2900億円)前後とみられる和解金を支払う必要がある。韓国メディアでは、SKグループがSKルブリカンツの株式売却代金をこれに充てるとの見方が支配的だ。
 
(参考記事:「韓国企業同士のEV電池訴訟戦、バイデン大統領に米ジョージア州知事が拒否権行使を要請」)
(参考記事:「サムスンがルネサスを買収か…11兆円の現金資産活用」)
(参考記事:「韓国SKグループがEV用半導体市場への進出を発表…SiCパワー半導体企業を買収」)


 
 
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