TOKの韓国法人、フォトレジスト現地供給奏功で本社上回る実績

半導体

TOKの韓国法人、フォトレジスト現地供給奏功で本社上回る実績

ニュース1は20日、日本政府による対韓国輸出規制(輸出管理強化)の影響により、フォトレジスト大手の東京応化工業(TOK)の韓国法人の営業利益が2倍以上増えたことに注目し、「両国政府間の貿易紛争の被害を最小限に抑えるため、韓国での半導体材料の生産を増やしたためとみられる」と報じた。
 
(参考記事:「東京応化工業、韓国でのEUVフォトレジスト生産を大幅拡大か…「国産化政策に危機感」韓国紙」)
 
TOKの韓国法人である「TOK先端材料」(TOK Advanced Materials)は、昨年年間売上高が1724億ウォン(約166億円)となり、前年同期比25.5%増えたことが確認された。

同じ期間中、営業利益は270億ウォン(約26億円)で、2019年の119億ウォンより約126.9%増加した。当期純利益も91億ウォンから240億ウォンに163.7%増えたことが分かった。これはTOK先端材料が2012年8月に仁川の松島に設立されて以来、史上最高の実績となった。

同社は日本のTOKが株式の90%、残りの10%をサムスン物産が保有している。ニュース1によると、関連法令に基づいて「外国人投資法人」として登録されており、法人税減免も受けている。

同紙は、「TOKが昨年、韓国支社で記録した実績上昇は、日本本社と比較すると、より目立つ」とし、TOKの連結基準による昨年売上高は約1176億円、営業利益は約156億円で、前年同期比でそれぞれ14.4%、63.3%増加したのに比べ、韓国法人のTOK先端材料の売上高と営業利益が前年比25.5%、126.9%増えたことから、「TOK全体よりも好実績を出したわけだ」と伝えた。

TOKはサムスン電子、SKハイニックス、TSMCなどの主要半導体企業にフォトレジスト(PR)を販売している。

2019年7月、日本政府は韓国に対し、EUVフォトレジストなど3品目に関し輸出規制(輸出管理強化)措置を行った。(フォトレジストは同年12月に「個別許可」から「包括許可」に緩和された)

このような情勢を受け、TOKは昨年中旬から仁川でEUV用フォトレジストの生産を開始し、現在もサムスン電子に正常に供給していると伝えられる。
 
(参考記事:「デュポンの韓国人重役、EUVフォトレジスト工場誘致などで韓国政府から表彰」)
(参考記事:「ダイキンが韓国に半導体製造用ガス生産でMOU締結…サムスン物産も合弁参加」)
(参考記事:「韓国から中国へのフォトレジスト輸出が増加…背景にサムスン肝入りの工場か」)
(参考記事:「韓国ドンジン社、EUVフォトレジスト関連人材を募集 ASML元幹部も昨年スカウト」)
(参考記事:「韓国のフッ化水素輸入、対日依存度が下がる…フォトレジストやフッ化ポリイミドも」)

 
(写真:iStock)


 
 
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