韓国SKハイニクスはキオクシア株をどうする…買収報道に韓国メディアも関心

半導体

韓国SKハイニクスはキオクシア株をどうする…買収報道に韓国メディアも関心

米国のマイクロンとウエスタンデジタル(WDC)が日本のキオキシア(旧東芝メモリ)の買収にそれぞれ乗り出していると報じられたなか、韓国メディアでも様々な見方が出ている。
 
(参考記事:「SKハイニクス、EUV露光機導入に4500億円投入…取締役会で議決」)
 
買収交渉を報道したウォールストリートジャーナル(WSJ)は、「早ければ今春に契約が締結されている」とし、「買収が失敗に終わった場合、キオクシアは企業公開(IPO)を推進する」と予想した。

毎日経済新聞は、キオクシアの買収可能性について、「SKハイニクスには好材料だと思う。DRAMのようにNAND型(市場)でも主要企業が減り、競争構図が緩和されるからである」と評価した。

NAND市場でSKハイニクスは11.6%のシェアを持ち、WDC(14.4%)に次ぐ4位であるが、インテル(8.6%)のNAND型事業を買収することになっており、これで2位に上昇する予定だ。

毎日経済新聞はまた、「今回の買収報道は、SKハイニクスがキオクシアへの投資を終える機会でもある」とし、「SKハイニクスは保有する(キオクシアの)株式を高い価格で売却して利益を上げることができる」と報じた。

キオクシアは2017年9月に米ベインキャピタルの主導のもと、SKハイニクス、アップル、デル、シーゲイトが参加し、日本の産業革新機構(INCJ)も入った日米韓コンソーシアムに過半数の株式(売却当時59.8%、現在の59.37%)を売却した。買収金額は合計180億ドルで、このうちSKハイニクスは3950億円を拠出した。議決権ベースでは14.96%を持つ。(ただし、SKハイニクスはキオクシアの合意がない限り、買収後10年間15%超の議決権を保有することはできない条件)

一方で、同紙は、「マイクロンやWDCがNAND市場の強力なライバルに浮上し、サムスン電子、SKハイニクスを脅かす可能性もある」とも指摘している。

朝鮮日報系の経済紙チョソンビズは、今回の買収報道について、「競争が激しいNAND市場において買収合併(M&A)により規模を大きくしておこうという意図がみられる」としつつ、「昨年10月にインテルのNAND型部門買収を発表したSKハイニクスも事業シナジーはもちろん、規模拡大を狙ったもの」と指摘。

同紙は、インテルのNAND事業を買収するSKが、キオクシアへの投資回収で資金を確保する可能性に触れつつも、投資を維持する可能性についても言及し、「放っておいても、継続的な収益が発生し、(半導体)スーパーサイクルを控え、同利益が大きくなる見通しが出ており、あえて投資を回収する必要がないものと見られる」との関係者コメントを伝えた。
 
(参考記事:「SKハイニクスが「18GM LPDDR5 DRAM」の量産発表」)
(参考記事:「「SKハイニクスの評価はサムスン電子より相対的に高い」韓国証券社分析」)
(参考記事:「[特集]SKハイニクスがSSDで世界1位、NANDで世界2位に…インテル事業買収で」)
(参考記事:「「SKハイニクスの評価はサムスン電子より相対的に高い」韓国証券社分析」)
 
(写真:SKハイニクス)


 
 
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