韓国、3月のICT輸出8.9%増加…半導体・OLEDが牽引

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韓国、3月のICT輸出8.9%増加…半導体・OLEDが牽引

韓国の今年3月の情報通信技術(ICT)の輸出額が、前年比8.9%増となり、昨年6月以降、10カ月連続で増加した。半導体、有機発光ダイオード(OLED)、携帯電話の部品、ソリッドステートドライブ(SSD)の輸出が好調だった。
 
(参考記事:「韓国の1月のICT輸出163億ドル…半導体・携帯好調で8カ月連続増」)
 
14日、韓国産業省(産業通商資源部)よると、先月のICT輸出額は174億1000万ドル(約1兆9000億円)と暫定集計された。

1日平均の輸出額は、7億3000万ドル(約800億円)で、昨年3月比8.9%増加した。

第1四半期の輸出額も、二桁増加した13.6%の増加率を記録した。第1四半期は過去2番目に高い輸出実績だ。

半導体の輸出(95億7000万ドル<約1兆400億円>、7.9%増加)は、メモリー(61億2000万ドル<6700億円>、8.2%増加)とシステム(29億ドル<約3200億円>、9.3%増加)はともに上昇し、9カ月連続で増加した。

メモリー半導体は需要増加による単価上昇により輸出が好調だった。システム半導体はファウンドリなど全般的な需要拡大により、11カ月連続で輸出が伸びた。

ディスプレイ(16億9000万ドル<約1800億円>、2.9%増加)はOLEDと関連部品を中心に輸出が伸びた。テレビ・モニター・ノートパソコン用製品の単価が上昇したためだ。同期間の液晶ディスプレイ(LCD)の輸出は8.5%減少した。

携帯電話の輸出(11億ドル<約1200億円>、8.9%増加)は5カ月連続で増加した。完成品の輸出は、米国の輸出物量縮小の影響で減少したが、カメラモジュールなどの部品輸出は、海外高付加部品の需要拡大により増えた。

先月のコンピューター・周辺機器の輸出(13億1000万ドル<約1400億円>、6.7%増加)は、SSDなど補助記憶装置の輸出が増え、増加に転じた。

香港を含めた中国への輸出額は82億2000万ドル(約9000億円)で、7.7%上昇した。半導体・ディスプレイ・携帯電話の輸出が増え、7カ月連続の増加となった。

米国の輸出額は20億6000万ドル(約2200億円)となり、4.1%増加した。半導体とコンピューター・周辺機器を中心に輸出が増えた。15カ月連続の増加だ。

欧州連合(EU)の輸出額は、11億1000万ドル(約1200億円)となり、前年比25.7%成長した。コンピューター・周辺機器と携帯電話の輸出が増加し、7カ月連続の増加となった。

ベトナム(23億5000万ドル<約2600億円>、3.8%減少)の輸出は、半導体・携帯電話を中心に減少し、日本(4億1000万ドル<約450億円>、1.8%減少)の輸出もディスプレイとコンピューター・周辺機器を中心に減少した。

一方、先月のICT輸入額は109億3000万ドル(約1兆2000億円)となり、前年比15.7%増加となった。

半導体(46億9000万ドル<約5100億円>、12.8%増加)、コンピューター・周辺機器(15億6000万ドル<約1700億円>、39.1%増加)の輸入は増加したが、携帯電話(7億9000万ドル<約860億円>、4.9%減少)、ディスプレイ(3億1000万ドル<約340億円>、14%減少)の輸入は減少した。

台湾(14億ドル<約1500億円>、26.3%増加)とベトナム(10億1000万ドル<約1100億円>、8.8%増加)からの輸入が増えた。一方、香港を含む中国(37億1000万ドル<約4000億円>、1.5%減少)、日本(10億1000万ドル<約1100億円>、1.3%減少)、米国(7億2000万ドル<約780億円>、6.0%減少)、EU(5億7000万ドル<約620億円>、3.2%減少)からの輸入は減少した。
 
(参考記事:「画像センサー市場、ソニーとサムスンのシェア差が縮小 58%→17%」)
(参考記事:「韓中外相会談、中国側公式発表に「半導体で協力」」)
(参考記事:「サムスンディスプレイ、低電力OLEDを中国オッポなどに供給」)


 
 
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