サムスン電機「世界最高性能のIT用MLCCを開発」発表

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サムスン電機「世界最高性能のIT用MLCCを開発」発表

サムスン電子傘下のサムスン電機(SAMSUNG ELECTRO-MECHANICS)は15日、世界最高性能の超小型・大容量MLCC新製品の開発に成功したと発表した。
 
(参考記事:「サムスン電機の7~9月実績、ハイスペックMLCCなど好調で売上・利益ともに増」)
 
サムスン電機は0402サイズ(横0.4、縦0.2mm)に1.0uF(マイクロファラッド)の容量、6.3V(ボルト)定格電圧の製品を世界に先駆けて開発したと明らかにした。 MLCCは、半導体などの主要部品に電流を供給する役割をするので、電気容量と定格電圧(高電圧を耐えられる耐久性)が最も重要な特徴であり、スマートフォンなどの機器に1千個以上が搭載されるため、サイズが小さいほど製品としての競争力がある。

今回の製品は、また、DC BIAS特性(直流電圧を加えたとき、製品の容量が減少する特性、変化が少ないほど優秀)においても業界最高水準であり、製品の寿命と動作の安定性を高めたと同社は強調した。

0402サイズは、最近、市場において需要が急増している超小型製品である。 5Gなどの技術の高度化、マルチカメラなど、さまざまな機能を搭載により、小型サイズの大容量と大きな電圧に耐えるMLCCが不可欠である。しかし、これまで0402サイズ1uF MLCCは4V級にとどまり、IT機器から適用することができる部分が限られていた。

サムスン電機は今回の開発を通じて、0402サイズの超小型に1.0uF大容量の特性を維持しながら、定格電圧を1.5倍(4V→6.3V)高め、様々な高性能IT機器に適用することができるようになったと説明した。

同社によると、MLCC市場で「超格差技術」を確保するために、昨年から材料、工程、設備など各部門の専門家でTFを構成したとされ、小型と最高容量、最高電圧製品を開発するために素材から製造、分析など、すべての部分で新たな技術を開発し、適用したという。

特に、超薄膜誘電体を実装するナノ(髪の毛の太さの1000分の1以下)微粒パウダー加工技術を確保し、製造過程での半導体プロセス分析手法を導入して信頼性を向上させたと同社は説明した。

サムスン電機コンポーネント事業部長のキム・ドゥヨン副社長は、「今回の製品は、業界初の超小型・最大容量・高定格電圧を実現した製品である。」とし、「5G移動通信商用化と非対面による電子機器の需要の増加、自動車の電装化など、急増している超小型・高性能・高信頼性MLCCのニーズに先制的に対応することができる」と語った。そして、「サムスン電機は、コア原材料の内在化、次世代設備の開発など、差別化された技術力をもとに、市場をリードする地位を確保したい」と明らかにした。
 
(参考記事:「「MLCC業績改善はサムスン電機と日本企業に需要集中」韓国証券社」)
(参考記事:「サムスン総裁がMLCC事業を視察…電装用MLCCなど市場戦略協議」)
(参考記事:「サムスン電機、自動車用MLCC5種を開発」)


 
 
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