韓国企業が「半導体用高温ヒーター」を国産化…SKハイニクスとMOU締結

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韓国企業が「半導体用高温ヒーター」を国産化…SKハイニクスとMOU締結

韓国企業ミコセラミックス(mico ceramics)が、これまで韓国が全量を日本から輸入してきた「半導体化学気相蒸着(CVD)装置用高温ヒーター」を韓国内で初めて開発し注目されている。
 
(参考記事:「韓国企業、合成石英ガラスに続き同溶接棒の国産化を発表…政府機関と共同開発」)
 
韓国産業省(産業通商資源部)は28日、ミコセラミックスがSKハイニクスと業務協定を結び、半導体CVD装置用高温ヒーターに関する技術開発・性能評価・購入に協力することを約束したと明かした。この日の業務協定の席には産業省のソン・ユンモ長官(大臣)が参席した。

ソン長官は「今日の業務協定のような連帯と協力の動きが、素材・部品・装置(素部装)産業の生態系全般に拡散し、さらに国内製造業の成長につながることを期待している」と述べた。

半導体CVD装置用高温ヒーターは、日本が世界市場の95%以上を占めている製品だ。韓国政府はミコセラミックスがこの製品の国産化に成功し、韓国内の供給基盤を確保し、さらに輸出も可能になると期待している。

ミコセラミックスは420億ウォン(約41億3354万円)を投資し年間3000個の半導体CVD装置用高温ヒーターを生産できる工場を建設中だ。工場は来月25日頃に竣工予定だ。ミコセラミックスはこの工場で年800億ウォン(約78億7341万円)の売り上げを見込んでいる。

韓国政府は2019年7月、日本の輸出規制発表の一カ月後から「素部装の競争力強化対策」を整備し、独自技術の確保が必要な分野に資金を投入してきた。産業部は、積極的な支援の結果、売り上げ2151億ウォン(約211億6966万円)、投資3826億ウォン(約376億5463万円)、雇用385人、特許出願271件などの成果があったと明かした。
 
(参考記事:「炭素繊維国産化の韓国ヒョソン社、ハンファと長期供給契約…150億円規模」)
(参考記事:「韓国企業がArFフォトレジストを国産化…サムスンに供給開始」)
(参考記事:「東京応化工業、韓国でのEUVフォトレジスト生産を大幅拡大か…「国産化政策に危機感」韓国紙」)
(参考記事:「韓国政府機関、SiCパワー半導体「トレンチモスフェット」開発…過去に日独だけ成功」)
 
(写真:iStock)


 
 
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