韓国アモテック社、MLCCの生産開始を発表…韓国では3社目

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韓国アモテック社、MLCCの生産開始を発表…韓国では3社目

韓国の電子部品メーカー「アモテック」(아모텍/AMOTECH)は5日、今年上半期にMLCCの生産を開始すると発表した。韓国企業がMLCCを製造するのは、大手のサムスン電機、中堅企業のサンファコンデンサに次いで3社目となる。
 
(参考記事:「サムスン電機「世界最高性能のIT用MLCCを開発」発表」)
 
アモテックは仁川の南東公団工場に生産ラインを確保し、量産前の点検を行っていると明らかにした。アモテックの創業者であるキム・ビョンギュ会長は3日、「今年は2017年以来、3年以上力を入れてきた新事業が成果を得る元年になるだろう」と述べた。

アモテックによると、同社が量産に乗り出すMLCCは、「有名なグローバル企業の第5世代(5G)移動通信とネットワーク機器に適用される見通」だという。

同社のMLCCは、パラジウムや銀などの貴金属を電極材料として活用し、ニッケルや銅などを材料に使う汎用MLCCに比べ耐久性に優れていると強調された。付加価値も汎用製品の10倍を超えるほど高いというのが会社側の説明だ。

アモテックは、通信とネットワーク機器に続いて、情報技術(IT)、自動車電子装置(電装)市場で適用先を多様化する一方、汎用MLCCも生産する計画だ。

アモテックのキム会長は、「日本の部品・素材を超えたい」という一念で、1994年に創業した会社だという。スマートフォン市場の隆盛に乗り、静電気防止用の携帯電話の部品であるチップバリスタとスマートフォンの無線充電および料金決済用のアンテナ部品市場でそれぞれ世界1位に駆け上った。

アモテックは、IT部門で認められた技術力を基に自動車電装市場を新しい成長動力として確保することに成功したという評価だ。スマートフォン用に供給してきたアンテナとプレミアム家電が主要売上先だった電子(BLDC)モーターを電装用に大量供給している。

2017年に600億ウォンだった電装部門の売上高は、今年二倍前後に増える見通しだ。会社全体の売上高の電装が占める割合は、昨年約30%、今年は約40%、来年には50%に拡大すると同社は予想している。
 
(参考記事:「サムスン電機の7~9月実績、ハイスペックMLCCなど好調で売上・利益ともに増」)
(参考記事:「サムスン電機の中国MLCC工場、年内稼働は困難か…自動車市場低迷などで」)
(参考記事:「サムスン電機がiPhone12シリーズにMLCC供給か」)
 
(写真:iStock)


 
 
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