韓国SKC、25年に銅箔生産能力を世界最大規模に…今年中の欧米追加投資を発表

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韓国SKC、25年に銅箔生産能力を世界最大規模に…今年中の欧米追加投資を発表

SKC(代表取締役:イ・ワンジェ)が、電気自動車用バッテリーのコア材である銅箔の生産能力を2025年に20万トン以上に拡大する。このため、二次電池の顧客社が多い欧州と米国に追加投資をする。今年中に欧州進出の地域を確定し、着工するのが目標だ。
 
(参考記事:「SKC社、銅箔の生産・販売増加でQ3は約50%超の営業利益増か…証券社分析」)
 
SKCの銅箔製造投資会社であるSKネクシリスは25日の取締役会で、年産5万トン規模の2次電池用の銅箔工場を欧州地域に建設するようにし、今後継続的な投資で、総生産能力を2025年に20万トン以上に拡大していくことを決めた。

欧州では、進出地域としてポーランドを優先的に検討している。SKネクシリスは、ポーランド政府と投資条件の協議を速やかに終え、進出地域を最終決定する。ポーランドは、顧客のアクセス性が優れた場所だ。主要なグローバル二次電池の製造会社4社が、ポーランド或いは隣国にある。確保が可能な敷地も、マレーシア工場の敷地より広い所が多く、拡張性も良い。

特に、銅箔製造に必要な大規模電力を再生可能エネルギーで確保することができ、RE100の完全な履行が可能だ。マレーシア工場では、業界で初めてRE100の履行をすることにしたSKCは、後続投資でもRE100を履行すると明らかにした。欧州工場でRE100を完全に履行する場合、SKC銅箔事業のRE100履行水準の全体は70%に上がる。

SKネクシリスは、投資地域を確定すれば、すぐに設計や許認可など事前準備の作業に着手する。今年着工に入り、2024年に完工することが目標だ。目標が達成されれば、SKC銅箔事業の生産能力は合計15.2万トンになる。

SKネクシリスが、迅速に増設を推進するのは、予想より需要が急激に増えているためだ。SNEリサーチによると、電気自動車バッテリー市場は、2025年まで年平均38%成長する。これを受け、SKネクシリスの井邑(チョンウプ)工場は、昨年から100%稼働している。供給を拡大するため、来年初めに予定されていた第5工場の商業稼働も半年ほど繰り上げられた。建設中の第6工場も、商業稼働を繰り上げる計画だ。

SKC関係者は「バッテリー用の銅箔製造で世界最高の技術力を誇るSKネクシリスは、2025年に生産能力を世界最大の20万トン以上に拡大し、技術力と生産能力の双方で、グローバルNo.1になる」とし「生産能力5万トンを追加し、2025年に25万トン体制を構築する案も検討中だ」と述べた。
 
(参考記事:「SKCがQ1実績発表、利益減も来期は銅箔事業効果に自信」)
(参考記事:「SKCが買収の銅箔企業、「SKネクシリス」に社名変更」)
(参考記事:「SKCがEV車バッテリー用銅箔企業を買収」)


 
 
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