韓国企業の一次電池・二次電池製造企業の特許、市場拡張性の改善が必要

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韓国企業の一次電池・二次電池製造企業の特許、市場拡張性の改善が必要

韓国環境メディアによると、一次電池・二次電池市場が拡大されつつある。特に、電気自動車、ESS、モバイルIoT機器などの前方連関産業の需要増加により、二次電池市場は年平均20%以上の急成長を遂げているという。
韓国政府と韓国電池産業界は、今年度の韓国の二次電池生産総額を31兆ウォン(約2兆9500億円)、輸出総額を79億ドル(約8700億円)と予測し、最高値更新を展望している。

未来有望産業の核心と呼ばれている二次電池市場は、欧米、アメリカ、中国などの主要国防産業の拡大で、世界各国からさらに注目されるようになった。また、各国の環境政策が厳しくなりつつあり、電気自動車、エネルギー貯蔵装置(ESS)などの産業技術政策の樹立や、その前段階としての企業の特許活動・成果分析が必要となっている。韓国知識財産研究院は「一次電池及び二次電池製造企業の特許活動及び成果分析」報告書を発表している。

一次電池及び二次電池製造業の特許出願活動を分析した結果、「二次電池産業群」に属した企業の出願比重は、一次電池産業群を含めた全体で96.5%を占めていた。すなわち、特許出願活動の中心になっていたのは二次電池事業群であった。

年度別の特許活動推移では、2010年以降、ハイブリッド、電気自動車のような環境にやさしい自動車市場の本格的な成長に伴い、二次電池関連技術の特許出願も増加した。しかし、2015年以降、電気自動車用二次電池を含むリチウムイオン電池関連技術は成熟段階に到達した一方、韓国の次世代二次電池技術は初期段階で、特許出願が委縮している傾向が見られた。

今回の報告書によると、一次電池及び二次電池製造業に属した企業が出願した特許は、他産業分野より後続特許への技術影響力が高かった。特に、二次電池技術の場合、前方関連産業(小型電子機器、電気自動車、ESSなど)の急激な成長と今後の成長予測に沿って大企業を中心に高い技術影響力を持っていた。

しかし、二次電池のグローバル市場拡大にも関わらず、一次電池及び二次電池製造企業の平均パテントファミリー国家数は他産業分野に対して少なく、減少傾向であった。その理由は、近年増加している次世代電池関連技術は開発初期段階であり、支配技術、標準技術がないため、損失となりうる海外特許出願費用が企業の負担となっていることにあると見られる。

特許分析を遂行した韓国知識財産研究院のグァク・ヒョン博士は、「急激な市場成長、供給不足、激しいグローバル競争が展望される二次電池産業での競争力確保のためには、国内優秀技術がグローバル市場を牽引できるように、パテントファミリー出願のための政府の支援政策を検討する必要がある」と強調した。

参考記事:韓国産業省長官、二次電池産業支援の特別法制定を強調…サムスンSDIなど訪問


 
 
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