韓国政府、半導体・未来車・バイオヘルスの「BIG3」へ来年5兆ウォン以上を積極支援

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韓国政府、半導体・未来車・バイオヘルスの「BIG3」へ来年5兆ウォン以上を積極支援

韓国ニュースメディアによれば、韓国政府が半導体・未来自動車・バイオヘルスなど「BIG3産業」の集中育成のために、来年5兆ウォン(約4757億円)以上の資金を支援する。それに加え、電気自動車向け充電器51万個以上の構築、人工血液の開発などBIG3産業の重点推進課題にも支援を推進するという。

ホン・ナムギ経済副首相兼企画財政部長官は29日、政府ソウル庁舎で「革新成長BIG3推進会議」を開き、「BIG3産業と関連した様々な形態の財政支援を今年4兆2000億ウォン(約4000億円)水準から、来年5兆ウォン(約4757億円)以上までに上げ、積極的に支援する」といった計画を明らかにした。

ホン副首相は、「半導体・バッテリー・ワクチンの3大国家戦略技術の研究開発(R&D)・施設投資に税制支援を大幅に拡大する税法改正案を、迅速投資の誘導の名目で下半期の投資分から早期適用する」と述べた。

続いて「国家核心戦略産業の育成支援をより体系的かつ継続的に進めていくために、国家の重要な戦略産業特別法の制定を推進し、定期国会で立法化される様努力する」と付け加えた。

この日の会議では、BIG3産業の重点推進課題として、
△無公害車の充電インフラの構築状況の点検及び拡充法案
△半導体、超純水(Ultra Pure Water)生産国産化技術開発の推進方策
△人工血液の開発のR&Dと生産能力の確保に関する方策
などが重点的に議論された。

まず政府は、2025年までに51万基以上の電気自動車向け充電設備を構築する計画である。急速充電設備は、高速道路のサービスエリアなどを中心に1万2000カ所以上、通常の充電設備は徒歩5分の距離生活圏を中心に、50万基以上、そして商用車の充電ステーションは、バス・タクシー車庫を中心に2300基以上を構築する。

水素ステーションも、LPG充電ステーションの連携構築などを通じ、下半期中に70機以上追加構築することにより、年末までに180基構築する。

また、半導体超純水製造の国産化のために、2025年までに研究費480億ウォン(約46億円)を支援し、設計100%、施工60%の国産化を推進するという目標だ。ホン副首相は、「半導体産業は、他産業に比べて工業用水の需要が大きいだけでなく、超微細回路で構成された半導体製造工程では、不純物がほとんど含まれていない超純水が使用される」と説明した。

これにより、主に外国の技術・部品に依存している超純水製造技術を国産化し、信頼性の高い工業用水の確保のために、半導体廃水リサイクル技術の開発も官民合同で積極的に推進する方針だ。

政府は、2030年代半ばには、人工血液の実用化を推進するとも発表した。人工血液の生産は、国立幹細胞再生センター、地域バイオクラスターなど、既に構築されたインフラと連携して推進することにした。

ホン副首相は、「コロナ19や少子高齢化により、献血に依存した現行の血液供給システムでは、需給の不均衡激化、輸血事故リスクの増加などの不安要因が拡大されている」とし、「人工血液の技術開発へ集中投資をし、血液供給のパラダイム転換の可能性を模索する」と述べた。

グローバル企業のオープンイノベーションを活用したBIG3分野スタートアップにも対応する。政府は、今年末までに未来車、バイオ分野での13の課題を提示し優秀企業を発掘する「大企業-スタートアップ間シューティングプラットフォーム」を昨年モデルの事業に引き続き運用する。システム半導体分野スタートアップ協業プログラムも新設する計画である。

ホン副首相は、「大企業-スタートアップ間シューティングプラットフォームにおける課題別1位の企業に、事業化資金2億ウォンと一緒に専門家の指導など、事業化を支援する」とし、「大企業との共同事業化推進の際、企業ごとに最大6億ウォン(約5710億円)のR&D資金と、最大20億ウォンの技術保証などを追加支援する方針だ」と明らかにした。

 
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