LGディスプレイ、中国に続き日本の鉄道向けに有機ELディスプレイを供給

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LGディスプレイ、中国に続き日本の鉄道向けに有機ELディスプレイを供給

(画像出典:DSC)

LGディスプレイが日本の鉄道会社向けに透明有機発光ダイオード(OLED)パネルを供給したことが確認された。中国の地下鉄に続き、日本の列車にも透明ディスプレイが適用され、未来型公共交通として注目されている。10日、韓国東亜日報が報じた。

9日、日本デジタルサイネージコンソーシアム(DSC)などによると、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)は4月、LGディスプレイが生産した透明OLEDを観光列車にテスト搭載した。LGディスプレイは、世界で透明OLEDを量産する唯一のメーカーだ。昨年、北京、深セン、福州など中国主要都市の地下鉄に鉄道用透明OLEDを供給した。地下鉄ではなく地上を行き来する列車に透明OLEDを適用したのは、JR東日本が初となる。

JR東日本は、秋田県から青森県まで運行する観光列車「JR五能線」の車窓を約55インチサイズの透明OLEDに変えた。透明OLEDは、黒いフィルムで、ウィンドーティンティング(サンディング)したものと同水準の40%ほどの透明度を示している。普段は外の風景を見せる車窓だが、有名ランドマークや観光名所が現れれば、関連情報が画面に表示される。天気や路線図のような乗客に必要な基本情報から観光名所の歴史的背景を解説する動画まで、車窓を通して確認できる。

JR東日本の透明OLEDは先月、日本デジタルサイネージコンソーシアム(DSC)が主催した「デジタルサイネージアワード2021」で優秀賞を受賞した。DSCは「サイネージの新たな可能性を示す未来志向的な事例」と評価した。

公共交通に透明OLEDを活用しようとする試みは、徐々に増えている。透明ディスプレイを活用すれば、ガラスを通して見える物とコンテンツを結合するARを実現し、情報通信技術(ICT)を活用して高付加価値を創出することができる。従来の窓ガラスをディスプレイに取り替える場合、空間活用にも有利で、場所や時間などに合わせた広告も提供できるというメリットがある。欧州や北米などの観光列車やツアーバスメーカーからも、透明OLEDについての問い合わせが増えているという。

LGディスプレイは透明OLEDを集中的に育成し、中国企業など後発企業との「超格差」を拡大するという構想だ。透明OLEDは、一般OLEDより量産難易度が高いという。LGディスプレイは現在、テレビや売場のショーウィンドウ、インテリア、地下鉄(中国)、観光列車(日本)などに使われている透明OLEDを、今後、トラム(路面電車やLRTなど)や自律走行車、ツアーバス、航空機などに適用させる計画だ。

 
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