Kバッテリー3社、ブラックホールのごとく採用拡大、1年間で2600人も

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Kバッテリー3社、ブラックホールのごとく採用拡大、1年間で2600人も

(画像出典:韓国メディア「毎日経済」参考/翻訳)

電気自動車のバッテリー市場の成長に合わせ、LGエネルギーソリューション、サムスンSDI、SKイノベーションなど「Kバッテリー3社」が採用規模を急速に拡大していることがわかった。韓国毎日経済社が伝えた。

キム・ジョンヒョンLGエネルギーソリューション代表、ジョン・ヨンヒョンサムスンSDI代表、ジ・ドンソプSKイノベーションバッテリー事業代表など国内Kバッテリー3社の代表者らは、これまでも声を揃えて人材拡充の必要性を強調しており、実際に過去1年、Kバッテリー3社の従業員数が大幅に増加したことが分かった。

昨年、全世界のバッテリー市場規模が約54兆ウォン(約5兆400億円)から2030年には約411兆ウォン(約38兆3000億円)へと8倍以上成長すると予想されただけに、国内バッテリー各社の人材確保戦はさらに深刻化するとみられる。

18日、各社の半期報告書を集計した結果、Kバッテリー3社の従業員規模は、昨年上半期の1万6833人から今年上半期には1万9437人で15.5%(2604人)までも増加したことがわかった。

Kバッテリー3社の中で特に多くの人材を採用した企業は、LGエネルギーソリューションだ。同社は、昨年12月にLG化学から分社化しつつ、積極的に人材を確保してきた。昨年上半期、LG化学電池部門の従業員数は6493人だったが、昨年末の分社化時点でLGエネルギーソリューションの従業員は7443人へと約14.6%増え、以後6ヶ月で8720人と17%増加した。

サムスンSDIは、バッテリー事業を行うエネルギー部門が昨年上半期8084人から今年上半期には8248人へと、約2.0%増加した。サムスンSDIは、最近大規模な投資がなかったため、研究職を中心に人材が増やした。しかしサムスンSDIは「今年、米国進出など積極的な投資が予想されるため、今後採用数が増加するだろう」と説明した。 SKイノベーションは昨年上半期2256人から今年上半期2469人にと、1年間で人材を9.4%増加した。SKイノベーションは今年初め、ハンガリーブダペストの南西イヴァンサ地域に2兆6000億ウォン(約2430億円)を投資し、バッテリー第3工場を建設した。2025年までに、バッテリーの生産能力を現在(40GWh)の5倍以上に拡大すると発表しただけに、人材採用数もさらに増加するものと思われる。

Kバッテリー3社が人材確保を急ぐのは、事業拡張速度に比べ現場担当者が大幅に不足しているからである。修士・博士等院卒の研究・設計人材はもちろん、4大卒(学士)人材も不足しているのが実情である。韓国バッテリー産業協会によると、昨年、国内のバッテリー業界の修士・博士等院卒の研究・設計人材は1013人、大卒人材は1810人不足していると推定される。

Kバッテリー3社は、新卒採用を通じて人材を拡充するとともに、独自の教育とキャリア採用で優れた研究人材を確保する計画である。特にLGエネルギーソリューションは、バッテリー業界の中で初めてに自主的に専門教育機関を新設する。LGエネルギーソリューションは、11月忠清北道(チュンチョンプクド)梧倉(オチャン)第2工場に、次世代バッテリー専門人材育成のための教育機関である「LGバッテリー技術研究所(IBT)」を設立予定である。

サムスンSDIとSKイノベーションは、キャリア人材の中途採用を通年で進めている。サムスンSDIは、電気自動車用バッテリーだけでなく、小型バッテリー、全固体電池など様々な分野で採用を進めている。SKイノベーションは、新入社員・キャリア人材の両方を随時採用している。

ジョ・ジェピル蔚山(ウルサン)科学技術院(UNIST)エネルギー化学工学科教授は、「バッテリー専攻でない人材がバッテリー3社に入社した場合、現業に配属されるまで6ヶ月以上かかる」とし「政府がバッテリー専攻学科を確保するように支援することが最重要課題である」と述べた。

 
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