現代自動車が都心向け小型EV発売計画、電気自動車の日常化が近づく

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現代自動車が都心向け小型EV発売計画、電気自動車の日常化が近づく

グローバル自動車メーカー各社が最近、さまざまな新車を発売している。この中で注目に値する車種は断然電気自動車(EV)だ。

しかし、電気自動車には高価なバッテリーが搭載され、小型の電気自動車であっても、価格は少なくとも4000万ウォン(約376万円)に上る。

韓国政府は電気自動車普及の活性化に向け、電気車購入の際には補助金を支給している。補助金は最大1200万ウォン(約113万円)だが、価格は電気車が通常のガソリン等の自動車モデルより相変わらず高い方だ。

これを受け、ヒュンダイ(現代)自動車やフォルクスワーゲンなど、世界的に有名な自動車メーカー各社は、電気車の日常化に向け、車の価格を大幅に引き下げた小型電気車の発売計画を発表している。

ヒュンダイは、韓国の電気自動車市場を活性化するために最近発売したスポーツ·ユーティリティー·ビークル(SUV)キャスパーを基盤とする「都心型小型電気自動車」の発売を準備している。

ロイター通信など外信は11日、ヒュンダイが今年8月に「ボーグワーナー」から電気モーターと変速機などを含む統合電気駆動モジュール(iDM)の供給を受け、2023年から都心型小型電気自動車の生産を始めると報じた。

ボーグワーナーは米自動車部品メーカーで、電気モーターと変速機を単一ユニットで結合した統合ドライブモジュールを生産する。

ヒュンダイの都心型小型電気自動車の発売日程は2023年とされ、車の長さは約3480~3683ミリ程度だ。

ヒュンダイの都心型小型電気車に搭載されるバッテリー容量は最大40㎾h(キロワット時)で、最大走行距離は約320kmに達する見通しだ。50kW級の急速充電器を使えば、わずか30分以内に50%以上の充電ができ、効率性が優れている。

フォルクスワーゲン 小型EV ID.LIFE 写真(フォルクスワーゲンコリア)

ヒュンダイが、都心型小型電気車市場を主導している中、ドイツの完成車ブランドであるフォルクスワーゲンやオペルが、小型電気車市場に参入する。

フォルクスワーゲンは6日、ドイツ·ミュンヘンで開かれた「IAAモビリティ2021」で電気自動車ブランドID.ファミリー初の小型コンセプトモデル「ID.LIFE」を初公開した。

このモデルは純粋な電気クロスオーバーモデルで持続可能性、デジタル技術、流行に乗らないデザインと革新的な室内空間を取り揃えた点が特徴だ。

このモデルはフォルクスワーゲンの電気自動車汎用プラットフォーム「MEB」の小型車専用バージョンを基盤に製作され、172kW(キロワット時)級の高容量電気モーターが搭載された。

ID.LIFEは、計器盤が停止状態で時速100キロまで6.9秒(ゼロバック)で到達し、最大走行距離が400キロ前後だ。

さらに、ドイツ完成車ブランドのオペルも、小型電気車市場に参入した。オペルはオンラインを通じて初の「SUM(スマートアーバンモビリティ、都心型小型電気自動車)」である「ラックス-e」を公開した。

SUMは韓国でも発売された都心型小型電気自動車「ルノー・ツイージ」と同じ概念の車両だ。

都心型小型電気自動車「ラックス-e」は2人乗り構造を備えている。ラックス-eには5.5kWh容量のバッテリーが採用された。バッテリー容量が小さく、1回の充電で走行可能な距離が75キロレベルに過ぎない。

業界関係者は「バッテリー技術が発展し、電気自動車の価格がますます下がっている点は消費者に良いニュース」とし「都心型小型電気自動車は未来モビリティの核心である電気自動車の大衆化に向け大きな役割を果たす」と述べた。

(本記事は韓国グローバルエコノミックの記事を翻訳・編集したものです)

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