半導体スーパーサイクル鈍化の可能性…サムスン・SKは「状況を注視」

企業 半導体

半導体スーパーサイクル鈍化の可能性…サムスン・SKは「状況を注視」

サムスン電子とSKハイニックスの主力製品であるメモリー半導体の価格が、早ければ来月から下落に転じる可能性があるという見通しが出ている。スマートフォンやノートパソコン、テレビなど、消費者向け電子製品の需要が減少し、メモリー価格の下落が発生しかねないという。

これを受け、半導体のスーパーサイクル(超好況)の上昇の勢いが弱まる可能性があるという分析が持ち上がる中、各企業が先制対応に乗り出すかどうかが注目される。韓国ヘラルド経済が報じた。

25日、市場調査会社のトレンドフォースによると、今年第4四半期のDRAMの平均取引価格は、前四半期比3%から8%まで下落するものと見られる。一部の製品の場合、供給過剰状態が始まり、価格が10%近く下がる可能性もある。
サムスン電子半導体部門の全体売上でDRAM売上が占める割合は50%程度で、SKハイニックスのメモリー部門売上でDRAM売上比重は90%に達するという。

また、NAND型フラッシュの平均価格も第4四半期に0~5%下落すると予想される。NANDの場合、今年上半期までは不振だった以降、第3四半期に5~10%上昇したが、3カ月ぶりに再び下落に転じた。

トレンドフォースはメモリー需要が今年第3四半期にピークに達した後、第4四半期から下落に転じたとみている。トレンドフォースは報告書で「欧州と北米で広がるコロナ19ワクチン接種でノート型パソコンを含む電子製品に対する需要が低下している」とし「第3四半期のDRAM需要がピークに達したが、第4四半期からは供給が需要を上回り価格下落が始まるとみられる」と指摘した。

大半のNAND製品も、需要が減り、下落転換が予想されている。トレンドフォース側は「スマートフォン、ノート型パソコン、テレビなど消費者向け電子製品出荷量が予想より不振な流れを見せている」とし「メモリーカード、USBドライブなど小売用ストレージ製品に対する需要まで減り、NAND価格下落を導いている」と指摘した。

これと対照的に、企業用NANDの価格は引き続き上昇するものと見られる。データセンター企業からの注文量が相次ぎ、エンタープライズSSDの場合、前期比0~5%程度上昇する可能性がある。トレンドフォースは「エンタープライズSSDは依然として供給不足現象が続いている」とし「供給不足による価格上昇傾向がさらに続くと予想される」と指摘した。

一方、金融投資業界では、今回の価格予測と関連し、下げ幅は大きくなく、下落傾向も同様に長続きしないだろうと見込んでいる。ユアンタ証券のイ·ジェユン研究員は「メーカーが保有しているメモリー半導体の在庫が極端に低い」とし「メモリー業況は需要者の在庫負担さえ緩和されれば今年第4四半期から来年第2四半期まで緩やかな価格調整を経てから反発する」と予想した。

参考記事:サムスン電子&SKハイニックス、過去最大54兆ウォンの半導体設備投資
参考記事:モルガンスタンレー「メモリー半導体市場に冬の到来」を予測
参考記事:半導体の好況に「青信号」、ウェハーや製造装備投資は過去最大規模に


 
 
あなたの感想をSNSでシェアする


この記事について、あなたの感想は?
  • 強い関心がある
  • 関心がある
  • どちらでもない
  • 関心がない
  • 全く関心がない